2000人の還暦人をアンケート調査!

6月26日のブログ「繰り返される話は配偶者への不満ですか?」に続いて、2000人の還暦になる方々へのインターネット調査を紹介します。PGF生命が、2018年4月に1958年生まれの男女2000人にインターネット調査を行った結果です。詳細は、このアドレスでご覧ください。http://www.pgf-life.co.jp/company/research/2018/001.html

2000人の還暦人をアンケート調査!

2000人の還暦人をアンケート調査!(Corinna Behrens によるPixabayからの画像)

このPGF生命の調査では、還暦を迎える方々を”還暦人(かんれきびと)”と名付け、最初に還暦を迎える実感について質問しています。

  • 還暦を迎える実感が湧かない 
  • 男性 70.1%
  • 女性 75.7%
  • 還暦を迎える実感がある   
  • 男性 29.9%
  • 女性 24.3%

還暦を迎える実感が湧かないということは、精神的・肉体的年齢は、何歳くらいと感じていらっしゃると予想しますか?なお、この回答は、男女別の集計は公表されていません。

  • 精神年齢   
  • 1位: 50-54歳 (28.2%)
  • 2位: 40-44歳 (16.8%)
  • 3位: 55-59歳 (14.1%)
  • 肉体年齢   
  • 1位: 50-54歳 (31.0%)
  • 2位: 55-59歳 (26.6%)
  • 3位: 60-64歳 (18.6%)

このように、精神的若々しさを感じている還暦人が多いようです。また、肉体的にも5割以上の方が50代と感じています。わたくしの予想では、特に女性は精神的年齢の若い方が多いように感じますが、あなたのご両親はいかがでしょうか?

2000人の還暦人をアンケート調査!

2000人の還暦人をアンケート調査!(_Alicja_によるPixabayからの画像)

気持ちは50代前半の還暦人ですから、もちろん、還暦祝いもアクティブです。

  • 嬉しいと感じる還暦祝い 
  • 一緒に旅行     男性:33.3%
  •           女性:43.7%
  • 食事会       男性:27.7%
  •           女性:38.7%
  • 旅行券       男性:21.6%
  •           女性:31.6%
  • プレゼント     男性:18.5%
  •           女性:30.5%
  • 感謝の言葉     男性:18.0%
  •           女性:29.0%

どの項目も女性の方が、喜んでくださる割合が10%くらい高いです。素直に喜んでくださる笑顔が浮かびます。反対に、拒否したい還暦祝いはあれです。

  • 嫌だ・遠慮したい還暦祝い  
  • 赤いちゃんちゃんこ 男性:69.7%
  •           女性:78.1%
  • 夫婦ペアグッズ   男性:24.0%
  •           女性:34.1%
  • 記念品       男性:21.2%
  •           女性:31.8%

夫婦ペアグッズは、ペア財布やペア腕時計など記念品は、似顔絵・メッセージ入り置き時計・フォトフレームなどだそうです。それぞれ10位まで集計されていますので、もっと詳細をご覧になりたい場合は次のアドレスをクリックなさってください。http://www.pgf-life.co.jp/company/research/2018/001.html

2000人の還暦人をアンケート調査!

2000人の還暦人をアンケート調査!(MH RheeによるPixabayからの画像)

さらに、2019年の調査では60-70代の仕事・職業への満足度がとても高かったことを覚えていらっしゃいますか? この調査では、何歳まで働き続けたいかを尋ねています。(この調査項目も男女別集計は公表されていません)

  • 今後何歳まで働きたいか 
  • 1位: 65-69歳  39.5%
  • 2位: 70-74歳  25.8%
  • 3位: 60歳まで 12.8%
  • 60歳以降も働きたい人の就労形態 
  • 1位:会社役員・経営者  93.2%
  • 2位:アルバイト・パート 89.8%
  • 3位:会社員       87.4%

精神的にも肉体的にも50代前半と感じていらっしゃるのですから、まだまだ働きたいと考えていらっしゃるのでは当然でしょう。また、この勤労意欲が仕事・職業への満足度に繋がっているのかもしれません。ところが、『将来への不安』への回答を見ると、違う要因もあると思います。(この項目も男女別集計は公表されていません)

  • 60歳以降で不安に思うこと 
  • 1位:収入の減少    57.9%
  • 2位:年金制度崩壊   54.7%
  • 3位:病気・寝たきり  53.8%
  • 4位:老後貧困・破産  42.0%
  • 5位:認知症等脳の病気 40.2%

複数回答ですから、合計数値は一致しませんが、1位・2位・4位とお金に対する不安をほとんどの方が抱えていらっしゃいます。働き続けたい理由の中にもこのお金の問題は深くかかわっていそうです。なぜなら、『収入の減少』に不安を感じている57.9%を勤務先定年制別に集計すると以下のようになります

  • 収入の減少が不安 
  • 1位60歳定年制あり  74.3%
  • 2位65歳定年制あり  62.0%
  • 3位:定年制なし     49.5%

定年が遅い方が『収入の減少』の不安を抱えている割合が低く、さらに定年制が無い場合には『収入の減少』の不安を感じている割合は半減します。2019年のPGF生命調査で、『仕事・職業についての総合的な満足度が5割を超えていた60-70代も金銭的不安や社会的孤立(孤独死など)への不安を抱えていらっしゃることがわかります。

2000人の還暦人をアンケート調査!

2000人の還暦人をアンケート調査!(widdy99によるPixabayからの画像)

最後に、還暦人の今後の夢や人生計画をご紹介します。

  • 叶えたい夢や目標がある:            
  •  Yes      70.7%
  •  No      29.3%
  • 第2の人生を考える機会が増えた:  
  • Yes     59.8%
  • No      40.3%

 

  • 還暦を機にやりたいこと
  • 不用品処分   男性 26.9%
  •         女性 50.3%
  • 新しい趣味   男性 23.0%
  •         女性 22.7%
  • リフォーム   男性 13.9%
  •         女性 13.0%
  • ボランティア等 男性   8.9%
  •         女性   9.9%
  • 資産運用    男性 13.0%
  •         女性   8.4%
  • 孫の世話    男性   3.8%
  •                        女性     8.8%

やはり男性と女性ではかなり志向性に差がでています。女性の半数は家の片づけ、不用品の処分に着手したいと考え男性の1割以上は資産運用を始めたいと考えていらっしゃいます。また、お孫さんへのかかわり方にも温度差があり、女性は1割弱の方が孫の世話をしたいと考えていらっしゃいます。このように、両親それぞれに対応が必要なようです。以上の紹介が、ご両親を支えるあなたのご参考になれば、幸いです。

最後に、「赤いちゃんちゃんこ」はやはり止めておきましょう。  以上

2000人の還暦人をアンケート調査!

2000人の還暦人をアンケート調査!(inkfloによるPixabayからの画像)

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