5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)(ima nakaによるPixabayからの画像)

日経新聞の2024年9月1日記事によると、『アルツハイマー病と診断された患者の約4割に誤診の可能性』があるそうです!うちの父も、ある公立病院の物忘れ外来で誤診された苦い経験があります。誤診されないためにも、専門的な認知症疾患医療センターが重要です!

今回から7回に分けて、基幹型の認知症疾患医療センターが無かった25都道府県の「認知症疾患医療センター」と「かかりつけ医の探し方」の情報を紹介します。何か変?と感じたら、どうか早めに検査を受けてください。

なお、認知症疾患医療センターの概略と基幹型認知症疾患医療センター22か所については「5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(1/3~3/3)」https://kizuna-iyashi.com/2024/09/20/homemade-288/ をご覧ください。

今回は、①北海道(札幌市を含む)②青森県認知症疾患医療センターかかりつけ医の探し方をお届けします。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)(claude allevaによるPixabayからの画像)

①北海道:『道内の認知症疾患医療センター指定機関一覧』https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/khf/ninchisyo/senta.html

”道南/札幌・後志/空知/胆振・日高/道北/オホーツク/十勝/釧路・根室”の地域に分けて、地域型および連携型の病院・診療所の名前・住所・代表電話番号が掲載されています

受付方法や紹介状の有無などの情報は何も明記されていません。お住いの地域の認知症疾患医療センターに直接お問い合わせください。

☆かかりつけ医を探す方法

『かかりつけ医認知症対応力向上研修修了者名簿(R6.3現在) (PDF 821KB)』https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/9/8/7/1/7/4/7/_/%E2%98%85R5%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%9C%AB%E4%BF%AE%E4%BA%86%E8%80%85%E5%90%8D%E7%B0%BF(%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8_%E6%9C%80%E7%B5%82).pdf

適切な認知症診断の知識、技術などを習得するための「かかりつけ医認知症対応力向上研修」(*3)を修了したかかりつけ医の名簿です。

名簿は、市町村別・氏名の50音順に研修を修了した医師氏名・所属する病院名・担当地域・病院がある市町村名・住所・電話が16ページにまとめられています。

『認知症サポート医名簿 (PDF 1.62MB)(令和6年3月現在)』https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/9/9/3/4/1/8/8/_/%E2%97%8E%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E5%8C%BB%E5%90%8D%E7%B0%BF(R6.3).pdf

国立長寿医療研究センターによる「認知症サポート医養成研修」(*2)を修了し、認知症の診療に習熟し、かかりつけ医への助言その他の支援を行い、専門医療機関や地域包括支援センター等との連携の推進役となる医師です。

この名簿には、「認知症サポート医」が所属する病院名・「認知症サポート医」の氏名・担当地域・病院の住所・連絡先電話番号/FAX番号が18ページにまとめられています。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)(Ylanite KoppensによるPixabayからの画像)

『北海道・地域包括支援センター検索』 https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/01/index.php?action_kouhyou_pref_seikatu_search_facility_search=true&SearchType=community 

高齢者の生活を支える役割を果たす総合機関として「地域包括支援センター」は、道内全179市町村に設置されています。

「地域包括支援センター」は、高齢者やその家族が抱える介護サービスや権利擁護、高齢者虐待、消費者被害などのさまざまな相談に応じる窓口となっています。

あなたがお住いの地名にチェックを入れ、画面の一番下にある「🔍検索する」ボタンをクリックすると表示されます。

『北海道認知症コールセンター』https://www.ninchisyo.com/

  • 受付日時 月曜日~金曜日(年末年始・祝日除く) 10:00~15:00
  • 電話番号 011-204-6006

医療・介護・福祉の専門家のアドバイスが可能です。来所相談もできます。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)(Jaesung AnによるPixabayからの画像)

①-2札幌市:『札幌市が指定する認知症疾患医療センター』  https://www.city.sapporo.jp/kaigo/k100citizen/ninchisyo-shikkancenter-ichiran.html

『センターの受診にあたっては、かかりつけ医や専門医からの紹介状が必要となります。センターの受診を希望される方は、受診の前に、かかりつけ医へご相談ください。』と明記され、センターの名前と受付方法及び受付時間が記載されています。

☆札幌市にお住まいでかかりつけ医を探す方法:

『札幌市認知症サポート医登録者名簿(PDF:338KB)(令和6年7月26日時点)』https://www.city.sapporo.jp/kaigo/k100citizen/documents/sapotoimeibo20240726.pdf

認知症の診療に習熟し、かかりつけ医等への助言その他の支援を行い、専門医療機関や地域包括支援センター等との連携の推進役を担うのが「認知症サポート医」(*2)です。

この名簿には、「認知症サポート医」の氏名・所属する病院名・病院住所・病院の電話番号・「認知症サポート医」が担当する診療科などの情報が4ページにまとめられています。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)(CouleurによるPixabayからの画像)

『かかりつけ医・歯科医・薬剤師ハンドブック』ダウンロード(PDF:1,354KB)  https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/torikumi/documents/kakaritsuke.pdf

『札幌市地域包括支援センター・介護予防センター一覧』令和6年4月1日更新(PDF:213KB)   https://www.city.sapporo.jp/kaigo/k100citizen/documents/r5-houkatsuyobouichiran_0401.pdf

住み慣れた地域で自立した生活を続けられるように、介護予防支援の拠点となる地域包括支援センターと、介護予防センターを設置しています。

この一覧には、区ごとに地域包括センターの名前・住所・電話番号・FAX番号・担当地区などの情報が2ページにまとめられています。

『札幌市認知症コールセンター』https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/khf/ninchisyo/top.html

  • 受付日時 月曜日~金曜日(年末年始・祝日除く) 10:00~15:00
  • 電話番号 011-206-7837
    5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

    5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)(günterによるPixabayからの画像)

②青森県:『青森県内の認知症疾患医療センター』 https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/koreihoken/ninchisyou_iryou_center.html

一覧表には、6か所の病院名・所在地・専用電話番号・相談受付時間が明記されています。かかりつけ医の紹介状の有無などの情報はありません。詳しくは、各センターにお問い合わせください。(2024年8月29日更新)

☆かかりつけ医を探す方法:

『認知症サポート医名簿(令和6年7月1日現在)[28KB]』https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/koreihoken/files/R6sapoimeibo.xlsx

「認知症サポート医」(*2)とは、認知症患者の診療に習熟し、かかりつけ医への研修・助言その他支援を行い、専門医療機関や地域包括支援センター等との連携を推進する等、認知症に係る地域支援体制構築の中核的な役割を担う医師です。

このエクセルファイルが開けない方は、高齢福祉保険課 高齢者支援グループ(電話:017-734-9296  FAX:017-734-8090)にお問い合わせください。

『保存版上手な医療のかかり方BOOK[2696KB](2021年10月発行版)』https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/iryo/files/jyouzunairyou_ri-huretto202110.pdf

「上手な医療のかかり方」のポイントをまとめたリーフレットを、毎戸配布しています。ぜひ御活用ください!(2023年2月更新情報)

『あおもり医療情報ネットワーク』http://www.qq.pref.aomori.jp/

症状や地域などのいろいろな条件で医療機関を検索できます。
そのほか、休日夜間急患センター、休日・夜間の当番医や薬局も探せる便利な検索サイトです。(2023年2月更新情報)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)(PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像)

『青森県内の地域包括支援センター一覧 (令和6年4月1日現在)』https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/koreihoken/files/R6houkatu.pdf

地域包括支援センターは、介護予防ケアマネジメント、総合相談支援、権利擁護、包括的・断続的ケアマネジメント支援等を地域において一体的に実施する役割を担う中核的機関として、各市町村に設置されています。

この一覧には、地域包括支援センターが位置する市町村・ 施設名・ 所在地・ 電話番号などの情報がまとめられています。

『認知症に関する知識や介護の仕方等についての電話相談窓口』https://www.pref.aomori.lg.jp/kenminno-koe/welfare_consultation.html#ninchisho

公益社団法人 認知症の人と家族の会 青森県支部

  • 電話番号 0178-34-5320
  • 受付時間 水曜日、金曜日 13時00分から15時00分

『認知症患者のいる家族からの初診前医療相談などについての電話相談窓口』https://www.pref.aomori.lg.jp/kenminno-koe/welfare_consultation.html#ninchisho

  • 県立つくしが丘病院内
  • 弘前愛成会病院内
  • 青南病院内
  • 高松病院内
  • つがる総合病院内
  • むつ総合病院内

上記の病院内に置かれた電話相談窓口の電話番号や受付日時は、ホームページをご覧ください。

今回は、ここまでです。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)(NoName_13によるPixabayからの画像)

次回は、③宮城県(仙台市を含む)④山形県⑤栃木県認知症疾患医療センターかかりつけ医の探し方を紹介します。

なお、22都道府県の基幹型の認知症疾患医療センターは、9月20日ブログ9月27日ブログ10月4日ブログをご覧ください。

2023年10月26日の毎日新聞によると、札幌市にある北海道大学病院では、「軽度認知障害センター」を院内に開設しています。アルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ」(*1)を円滑に導入し、認知症に対して適切な診断を行い、予防、診断、治療に関する先進的研究を進めているそうです。

今は進行性で不治のアルツハイマー型認知症も、完治できそうな希望に満ちています。だからこそ、認知症の早期発見・早期治療が幸運のカギです。認知症を発症してしまう1人にならないために、早めに検査を受けましょう!

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(1/7)(ValentinによるPixabayからの画像)

補注

*1:認知症抗体医薬「レカネマブ」(レケンビⓇ点滴静注)について:『アルツハイマー病の原因に働きかけて病気の進行自体を抑制する薬としては、国内で初めて承認された薬です。2週間に1度、約1時間ほどかけて点滴で投与します。
 アルツハイマー病による認知症が軽度である時期、および、アルツハイマー病による軽度認知障害の方が治療対象となり、検査(脳脊髄液検査またはアミロイドPET検査)により脳にアミロイドβがたまっていることを明らかにする必要があります。
 この薬の使用により、認知機能障害の悪化が有意に(18ヶ月で27.1%)抑制されたことが報告されています。
 副作用としては、使い始めの初期に、注射したときに頭痛、寒気、発熱、吐き気などが現れることがあります。
 また、特に使い始めて数ヶ月以内に、脳が腫れたり、脳に少量の出血が生じたりするなどの報告があります。そのため、専門医療機関での注意深い観察、評価が必要とされています。』厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089508_00005.html

*2:「実施主体は都道府県および指定都市。国立長寿医療研究センターは厚生労働省より委託を受け、認知症サポート医養成研修を実施しています。

高齢者が慢性疾患などの治療のために受診する診療所等の主治医(かかりつけ医)に対し、適切な認知症診断の知識・技術、家族からの話や悩みを聞く姿勢を習得するための研修を実施しています。

また、かかりつけ医への研修・助言をはじめ、地域の認知症に係る地域医療体制の中核的な役割を担う医師として、認知症サポート医の養成を進めています。」長寿医療研修センター https://www.ncgg.go.jp/hospital/kenshu/kenshu/27-1.html

*3:「かかりつけ医認知症対応力向上研修:高齢者が日頃より受診する診療所等の主治医(かかりつけ医)に対し、適切な認知症診療の知識・技術や認知症の人本人とその家族を支える知識と方法を習得するための研修を実施することにより、認知症サポート医との連携の下、各地域において認知症の発症初期から状況に応じた認知症の人への支援体制の構築を図る。」 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000121151.pdf

以上

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