【富士山噴火】大地震のあとに灰が降ったら?在宅介護の家庭が「逃げない」ための4つの備え

火山灰は在宅避難で4つの準備こんにちは、管理人です。

火山学の専門家である鎌田浩毅先生(京都大学名誉教授)が、大地震に連動して起こる「富士山の大噴火」についてお話しされている動画を観ました。

「もし大きな地震のあとに、富士山が噴火して灰が降ってきたら……」

大切な家族を自宅で介護しているあなたは、とても不安になりますよね。

でも、焦る必要はありません。

この記事では、家から一歩も出ずに安全を確保するためのポイントと、「今日5分でできる簡単なアクション」をお伝えします。

少しでも心を軽くするために、一緒に備えていきましょう。

降灰なら逃げないで!「在宅避難」がベストな理由

内閣府のデータによると、火山灰が降り始めると、道路の状況はあっという間に悪化します。

  • 乾燥しているとき:【10cm以上】の降灰

  • 雨が降っているとき:わずか【3cm以上】の降灰

これだけの灰が積もるだけで、普通の車は動けなくなってしまいます。

車が動かなくなる2つの理由

① 乾燥した灰は「サラサラ」 火山灰は、とても細かい砂の粒子です。 厚く積もるとタイヤが空回りして脱出できなくなります。 雪用のタイヤチェーンも、細かな火山灰にはまったく役に立ちません。

② 濡れた灰は「ドロドロ」 雨と混ざった灰は、重いぬかるみに変わります。 わずか3cmでもタイヤの溝が埋まり、ブレーキをかけてから止まるまでの距離がいつもの【1.5倍〜2倍以上】に伸びてしまいます。ハンドル操作もききません。

介護が必要なご家族を連れて、灰が舞う中を歩いて避難するのは、命がけの危険を伴います。

事前の地震で家が壊れていない限り、「徹底して家の中で安全に過ごす(在宅避難)」が、一番安心で正しい選択です。

在宅避難を難しくする「4つのリスク」

家の中で過ごすにしても、火山灰は私たちの生活インフラを止めてしまいます。

  1. 停電(医療機器やエアコンが止まる) 雨が降ると、わずか【0.3cmの降灰でも電線がショートして停電する恐れがあります。また、5cm以上】の灰でエアコンの室外機が壊れることもあります。

  2. 断水・下水道の制限 浄水場に灰が入ったり、停電でポンプが止まると断水します。下水道も灰が詰まって使えなくなる可能性が高いです。

  3. 物流のストップ(ケア用品が届かない) お店での売り切れや道路の渋滞により、わずか【0.1cm】の降灰でも物資の配送が途絶えます。おむつや経管栄養剤、常備薬が長期間届かなくなるリスクがあります。

  4. 火山灰による健康悪化 目やのど、気管支への影響はもちろん、特に呼吸器や心臓に持病がある方は、症状が悪化しやすくなります。

「手っ取り早く、少しでも安心できる」4つの備え

一気にすべてをやろうとしなくて大丈夫です。 まずはこの4つを意識してみましょう。

①【電源の備え】医療機器のバックアップを今すぐ確認

人工呼吸器、痰(たん)の吸引器、電動ベッドなどは、停電(降雨時0.3cm〜)で使えなくなります。

  • 今すぐやること: 現在使っている機器に「内蔵バッテリー」があるか、それは「何時間持つか」を取り扱い説明書や業者さんに確認しましょう。

  • 次のステップ: 確認したうえで、予算に合わせて外付けの「ポータブル電源」の購入を検討してみてください。 自治体の補助金制度を調べたり、防災用品のセール時期などをうまく利用すると、負担を抑えて備えられます。1台あるだけで、心の安心感がまったく違いますよ。

②【物資の備え】ケア用品の「1ヶ月ローリングストック」

物流はとても早い段階(降灰0.1cm〜)で止まってしまいます。

  • 備えるもの: おむつ、おしりふき、使い捨て手袋、手指の消毒ジェルやスプレー、常備薬、とろみ剤などは、常に【1ヶ月分】が手元に残るように、多めに買い足しておきましょう。

  • 断水への備え: 水を使わずに体を拭ける「大判のウェットタオル」や「ドライシャンプー」、そして使い慣れた「簡易トイレ(約2週間分)」を用意しておくだけで、衛生面の不安がスーッと軽くなります。

③【環境の備え】「灰を家に入れない」目張りセット

大切なご家族の呼吸器を守り、家電を壊さないための対策です。

  • 備えるもの: 窓や換気口から灰が入らないように密閉する「プラスチックシート(またはゴミ袋)」と「養生テープ」を、一つの袋にまとめてセットしておきます。

  • 暑さ・寒さ対策: エアコンが使えなくなったときのために、電池式や充電式の扇風機、体を冷やす・温めるシートやカイロも一緒に準備しておきましょう。

④【心の備え】ケアマネジャーさんへの事前共有

お金をかけずに、今すぐできる一番の備えです。

  • 伝えること: 「大津波や家が壊れる危険がない限り、灰が降ったら動けないので在宅避難をします」という方針を、あらかじめケアマネジャーさんや訪問看護師さんに伝えておきます。

  • 確認すること: 地域の「避難行動要支援者名簿」に登録されているか確認し、緊急時の連絡ルートを決めておきましょう。 「家の中にいても、一人じゃない」と思えることが、最大の安心になります。

今日の「5分アクション」

簡易トイレには、ダンボールで組み立てる椅子型から、袋に凝固剤が入っているだけのシンプルなものまで、いろいろな種類があります。

どれが使いやすく、ご家族が安心して用を足せるでしょうか?

何もない「ふだんの時」だからこそ、1つだけ袋から取り出して、ぜひ試してみてくださいね。

参考:防災の手引き https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/index.html

以上

Instagramはこちら

Follow me!