【高齢者の熱中症対策】持病の薬の盲点とは?介護で役立つ最新予防法4選
関東甲信や東海で梅雨明けした日から、日本列島がドームのような高気圧に覆われ、異常な暑さが続いています。
気象庁の最新予報によると、8月は全国的に平年より高い気温となる予想です。
ご家族みなさんが熱中症で倒れないように、今日から使える最新対策をお届けします。
1. 意外な落とし穴「持病の薬」と熱中症のリスク
見落としがちですが、高齢者が日常的に飲んでいる「持病の薬」が、熱中症のリスクを高めているケースがあります。
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利尿剤・降圧剤 水分が排泄されやすくなり、喉の渇きを感じる前に「かくれ脱水」が進行しやすくなります。
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抗コリン薬(過活動膀胱や認知症の薬)・抗ヒスタミン薬 体温を下げるための「発汗(汗をかく機能)」を抑えてしまう作用があります。
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β遮断薬(心臓の薬) 皮膚の血流を抑えるため、体内に熱がこもりやすくなります。
【対処法】 勝手に服薬をやめるのは危険です。
夏場は処方量や管理方法の調整が必要な場合もあります。
「夏の熱中症予防の観点から、今の薬で気を付けることはありますか?」と、かかりつけ医や行きつけの薬局の薬剤師に一度相談してみるのがおすすめです。
2. ネット環境があれば、後付けの「スマートリモコン」で温度管理が解決
高齢になると温度を感じる感覚が鈍くなったり、皮膚が過敏になり冷風に痛みを感じたりします。
そのため、「寒気を感じてエアコンを消してしまう」「リモコンの押し間違いで冷房ではなく暖房を入れてしまう」といったトラブルが多発します。
最新のエアコンに買い替えなくても、「スマートリモコン(SwitchBotやNature Remoなど)」を部屋に設置するだけで、劇的に介護が楽になります。
スマートリモコンを使うと、古い家電であっても赤外線リモコンを1つにまとめ、スマホアプリや専用リモコン1つで操作が可能になります。
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自動室温コントロール 「室温が28℃を超えたら自動で冷房をつける」という設定が可能。
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スマホで遠隔操作・確認 別室や外出先からでも「今、部屋が何度か」「エアコンがついているか」を確認・操作できます。
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誤操作の防止 本人がリモコンで消してしまっても、外からすぐに再稼働できます。
3. 手のひらを冷やす最新アプローチ「AVA血管冷却」
熱中症対策といえば「首や脇の下を冷やす」のが定番ですが、高齢者の中には冷たさを嫌がって保冷剤を外してしまう方が少なくありません。
そこで近年注目されているのが、手のひらや足の裏を通る特殊な血管を冷やす「AVA血管(体温調節用血管)冷却」です。
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やり方 12℃〜15℃の冷水ペットボトルや、保冷剤をタオルで巻いたものを、手のひらや足の裏に5〜20分程度あてるだけ。
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メリット 手のひらや足の裏は、効率よく体温を下げられるスポット。 首元などに比べて刺激が少なく、高齢者も嫌がりにくいのが特徴です。
⚠️ 注意 この方法は「予防」や「軽いクールダウン」が目的です。
すでにめまいや吐き気など、熱中症の症状が出ている場合は、首筋・わきの下・足の付け根にある太い血管を冷やすなどの応急処置を行い、速やかに医療機関を受診してください。
4. 経口補水液の「日常飲み」はNG?正しく防ぐ水分&夜間対策
「予防目的」での経口補水液のガブ飲みは注意
経口補水液には、塩分やカリウムが高濃度で含まれています。
高血圧・心臓病・腎臓病などの持病がある高齢者が、普段の水分補給として飲み続けると、持病を悪化させるおそれがあります。
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日常の予防:お茶や水+梅干し、水分補給ゼリー
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経口補水液:「ぐったりしている」「大量の汗をかいた」などの緊急・症状発生時に絞るのが安全です。
夜間エアコンは「朝まで連続運転」
「冷えすぎるから」とタイマーで切ってしまうと、深夜〜明け方に室温が急上昇し、寝ている間に熱中症になります。
設定温度を27〜28℃にして、朝までつけっぱなしにするのが鉄則です。
介護をするご自身も、体位変換やおむつ交換、入浴介助などで室内でもかなりの汗をかかれているはずです。
ご自身の水分補給も忘れずに、どうぞご無理なさらないでくださいね。
以上

