パートナーがいる人の約4人に1人がパートナーと一緒に運動し、一緒の運動で年齢を重ねても仲良しを実感！

パートナーのいる人の約4人に1人がパートナーと一緒に運動しており、一緒に運動することで、年齢を重ねても仲が良いと実感できると判明！(Aleksandr51によるPixabayからの画像)

7月9日は語呂合わせが「仲良く暮らそう」なんだそうです。この語呂合わせにちなんで、株式会社かんぽ生命保険が夫婦や恋人などパートナーと一緒に行う運動習慣に関する実態調査を行い、その結果を公表なさいました。このインターネット調査の結果をご紹介します。

このインターネット調査は、2021年5月11日～14日に実施されました。事前調査と本調査を行い、日本全国の20～60代男女3,000人と更に条件に合致した2,000人が対象です。（なお、株式会社かんぽ生命保険は健康応援アプリ「すこやかんぽ」を無料で配信しているそうで、この調査対象者がアプリ利用者かどうかは記載がありません。）

パートナーのいる人の約4人に1人がパートナーと一緒に運動しており、一緒に運動することで、年齢を重ねても仲が良いと実感できると判明！(Peter HによるPixabayからの画像)

その結果判明した主なポイントは以下の通りです。

① パートナーと一緒に運動する人は、約4人に1人（23.8％）。
② パートナーと一緒に運動する人は、どの年代でもパートナーと「仲が良い」と思う割合が9割以上。
一方、ひとりで運動する人は、年代とともに仲が良いと思う割合が低下。
③ パートナーと一緒にする運動第1位は「ウォーキング」（75.3％）、一緒に始めたい運動も「ウォーキング」（80.2％）
がトップ。
④ パートナーと一緒にウォーキングすることで「2人の仲が深まった」（93.6%）、「コミュニケーションが増えた」（93.0％）。
⑤ パートナーと一緒にウォーキングするメリット 1位「コミュニケーションが増える」（63.4％）、2位「お互いの健康を気遣える」（60.8％）、3位「心の距離が縮まる」（28.8％）。
⑥ パートナーと一緒にウォーキングを続けるコツ 1位「日によってコースを変える」（44.4％）、2位「歩数や時間、距離など
アプリで管理する」（42.6％）。若年層は「アプリ活用」、50-60代は「無理をしない」がポイントに。

パートナーのいる人の約4人に1人がパートナーと一緒に運動しており、一緒に運動することで、年齢を重ねても仲が良いと実感できると判明！(Free-PhotosによるPixabayからの画像)

では、詳しくみていきましょう。

質問１：パートナーと一緒に運動をしますか？（20～60代の男女でパートナーがいる1,909人への設問）

一緒に運動する　　　　23.8％

一緒には運動しない　　76.2％

質問2：パートナーと仲が良いと思いますか？

パートナーと一緒に運動する500人では：　　　仲が良いと思う　　96.4％
パートナーと一緒には運動しない500人では：　仲が良いと思う　　83.6％
パートナーと一緒に運動する人の年代別：　20代　仲が良いと思う　　96.0％
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　30代　仲が良いと思う　　97.0％
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　40代　仲が良いと思う　　97.0％
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　50代　仲が良いと思う　　94.0％
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　60代　仲が良いと思う　　98.0％
パートナーと一緒には運動しない人の年代別：　20代　仲が良いと思う　93.0％
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　30代　仲が良いと思う　89.0％
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　40代　仲が良いと思う　88.0％
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　50代　仲が良いと思う　75.0％
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　60代　仲が良いと思う　73.0％

『運動習慣がある人は健康意識が高いと想定されますが、パートナーと一緒に運動することは、気持ちの健康にも役立つようです。パートナーと一緒に運動することは、「仲良し」が続く秘訣︕といえそうです。』とこの報告書に書かれています。わたしの個人的な実感では、60代でパートナーと仲が良いと思う方が73.0％もいることが驚きです！あなたはいかがですか？　

パートナーのいる人の約4人に1人がパートナーと一緒に運動しており、一緒に運動することで、年齢を重ねても仲が良いと実感できると判明！(liybiaによるPixabayからの画像)

質問3：パートナーと一緒にしている運動は何ですか？また、一緒に始めたい運動は何ですか？

☆パートナーと一緒にしている運動（複数回答）

ウォーキング　　75.3％
筋トレ　　　　　19.2％
体操　　　　　　16.5％
ランニング　　　16.3％
ヨガ　　　　　　 9.5％

☆パートナーと一緒に始めたい運動（複数回答）

ウォーキング　　80.2％
ランニング　　　24.7％
サイクリング　　20.2％
筋トレ　　　　　19.0％
ヨガ　　　　　　14.7％

ウォーキングは、絶大な人気を誇っているんですね。知りませんでした。そこで、質問４はウォーキングの効果・効能に関する内容です。

質問４：パートナーと続けるウォーキングにはどんな効果がありますか？（パートナーと一緒にウォーキングをしている500人への設問）

「2人の仲が深まったと思う」　　　　　93.6％
「2人のコミュニケーションが増えた」　93.0％

質問５：パートナーと一緒に続けるウォーキングのメリットは？（複数回答）

コミュニケーションが増えること　63.4％
お互いの健康を気遣えること　　　60.8％
心の距離が縮まること　　　　　　28.8％
ストレス解消になること　　　　　28.0％
一緒に達成感を得られること　　　27.6％
モチベーションが保たれること　　27.0％
デート感覚で行えること　　　　　25.6％
飽きないこと　　　　　　　　　　20.6％

ウォーキングで「心の距離が縮まる」なんて、想像したこともありませんでした！ウォーキングって素敵ですね。

パートナーのいる人の約4人に1人がパートナーと一緒に運動しており、一緒に運動することで、年齢を重ねても仲が良いと実感できると判明！(Николай ФирсовによるPixabayからの画像)

質問６：パートナーと一緒にウォーキングを続けるための工夫を教えてください（複数回答）

日によってコースを変える　　　　　　44.4％
歩数や時間、距離などアプリで管理　　42.6％
無理をしない　　　　　　　　　　　　39.4％
あまり高い目標を設定しない　　　　　30.6％
途中に休憩ポイントを設ける　　　　　19.2％
毎日のルーティンにする　　　　　　　18.4％
ダイエット効果をアプリで管理　　　　17.6％
日によって歩く時間帯を変える　　　　17.0％
ウェアラブルデバイスを利用　　　　　13.8％

『年代別に見ると、20代では「歩数や時間、距離などアプリで管理」（2位 40.0％）や「ダイエット効果をアプリで管理」（3位 27.0％）などアプリの利用が多く、30代（45.0％）と40代（50.0％）は「歩数や時間、距離などアプリで管理」がトップでした。若い年代にとって、ウォーキングを続けるコツはアプリの活用にあるようです。一方、50代（50.0％）と60代（65.0％）は、「無理をしない」がトップでした』と解説されています。

そしてこの報告書では、熊谷秋三先生九州大学名誉教授（医学博士）のコメントが添えられています。一部をご紹介します。

『パートナーと一緒に運動・ウォーキングをすることによって得られること　－　（前略）もともとの関係性が良い結果としてパートナーとの運動の習慣化が形成されている場合もあるでしょうし、最初はおひとりで実施していた運動継続の一助としてパートナーからの支援を受けてご一緒に運動されている場合もあるでしょう。

一緒に運動・ウォーキングするパートナーとの距離感には信頼関係が反映されていることに加え、運動を一緒に実施する中で相手を気遣い、目標や価値観を共有していくことで、パ－トナーとの精神的な絆も深まっていくことが期待できるでしょう。（後略）』

この熊谷教授の解説で、質問５のメリットの回答に納得できました。ダイエットはもちろん、パートナーとの絆を深めることができるウォーキングって凄いです。あなたも心と身体の健康増進のために、パートナーとのウォーキングはいかがでしょうか？　　