自動車保険「&e(アンディー)」では、車のセンサーと脳の健康度チェックアプリで、運転の危険度を解析できるらしい!
自動車保険「&e(アンディー)」を販売しているイーデザイン損害保険株式会社は、配信アプリ「のうKNOW®」で判定した「脳年齢」「集中力スコア」「記憶力スコア」と運転データとの関係を分析。その結果、「スピード超過回数」や「急加速回数」などの危険運転の発生数が脳の健康度別に異なることが判明。これをご紹介します。
1.車載センサーと「のうKNOW®」アプリが作動する仕組み
自動車保険「&e(アンディー)」では、契約すると3㎝四方のセンサーが郵送されるので、これを車のダッシュボード付近に取り付けます。
次に、スマホに&eアプリをインストールして車のセンサーと接続すると、車の動きを計測し、衝撃の検知や速度など運転スコアを算出します。
また、&eアプリで配信される脳の健康度セルフチェックツール「のうKNOW®」で、脳の反応速度、注意力、視覚学習および記憶力を約15分でテストできます。テスト結果は、「脳年齢」「集中力スコア」「記憶力スコア」として評価。
「脳年齢」は「脳年齢〇〇歳」と表示され、「集中力スコア」と「記憶力スコア」は、ABCの3段階で評価されます。「A」は、正常な状態。「B」は、ボーダーライン。「C」は、維持向上のための活動を取り入れましょうと表示されます。
2.「のうKNOW®」アプリの判定と危険運転との関係
運転データと脳の健康度セルフチェックツール「のうKNOW®」で判定された「脳年齢」「集中力スコア」「記憶力スコア」を分析した結果、以下の違いが判明しました。
a.「脳年齢」と危険運転の関係
「脳年齢」が実年齢より高い人は、急ブレーキの発生回数が少なく、スピード超過の発生回数が多い
b.「集中力スコア」と危険運転の関係
「集中力スコア」が「B」または「C」の人は、交差点付近でスピード超過の発生回数が多い
c.「記憶力スコア」と危険運転の関係
「記憶力スコア」が「B」または「C」の人は、交差点付近で急加速の発生回数が多い
この結果に基づいて、保険会社は安全運転支援サービスを開発していくそうです。
3.「のうKNOW®」アプリの判定結果の利用方法
でもわたくしならば、運転支援サービスの完成など待たず、2つの対策があります。
a. 評価が「C」で「脳年齢」が実年齢を上回る場合:
両親に免許返納を勧めるか、運転を一時休止して、生活習慣の改善・心身管理と「のうKNOW®」アプリの数値の改善に励むよう勧める。
b. 評価が「A」や「B」で「脳年齢」が実年齢より若い場合:
長く運転を続けるために、両親に生活習慣の改善・心身管理と「のうKNOW®」アプリの数値の改善に励むよう勧める。
脳年齢も数字で示されますし、集中力や記憶力も3段階評価されます。これらの具体的な数字があれば、根拠もないのに「まだ大丈夫だ。」を繰り返す父親を説得できそうです。
また、「のうKNOW®」のホームページを調べれば、「ブレパを維持向上させる12のポイント」として脳の健康を改善させる方法が詳しく紹介されています。体重計にのって基準体重を超えていたら、ダイエットをするように、脳の健康度をチェックできる機能は魅力的です。
(なお、決して自動車保険「&e(アンディー)」を推奨する記事ではありません。また、イーデザイン損害保険株式会社と利害関係は一切ありません。)
分析対象:
*実年齢が50歳以上の自動車保険「&e(アンディー)」契約者で、2022年7月および10月に「のうKNOW®」を行なった約2,000人の「脳年齢」「集中力スコア」「記憶力スコア」
*2022年5月1日~2022年10月17日の期間に自動車保険「&e(アンディー)」契約者のセンサーが検知した急加速、急ハンドル、急ブレーキなどの危険運転や走行距離などの運転データ
以上
☆ニュースリリース「高齢化社会の運転寿命延伸に向けて、脳の健康度による運転挙動の特徴をデータ解析~イーデザイン損保×エーザイの共同取り組み~」https://www.edsp.co.jp/company/company_010/2022/2023_01_10.html
☆イーデザイン損保「アプリとセンサーによる&eならではの体験」https://www.e-design.net/procedure/unique_experience/
☆エーザイ株式会社 「のうKNOW®」とは?https://nouknow.jp/about/
☆エーザイ株式会社「ブレパを維持向上させる12のポイント」https://nouknow.jp/brainperformance/