フリージアが好きだった父が、なぜ?認知症の『怒り』の正体と、心を救うサンダードルフィン

Gemini_「フリージアが好きで食いしん坊なお爺さんでした」──穏やかだった頃の父の記憶。

Gemini_「フリージアが好きで食いしん坊なお爺さんでした」──穏やかだった頃の父の記憶。

父は穏やかな人でした。 完璧主義で弁が立ち、何かと激しく言い募る母を、父が「まぁまぁ」と宥めて落ち着かせる役目でした。

多くの人を束ねてプロジェクトを遂行する力など微塵もありませんが、フリージアが好きで食いしん坊なお爺さんでした。

その父が、激しく怒鳴ったり、まるで猿みたいに歯をむいて怒り出したり……。あのショックは人生最大でした。でも、あの怒りや暴言は性格が変わってしまったのではありません。「脳のバグ」なんです。


1.なぜ怒るの?知っておきたい「怒りの正体」4つの理由

  • ① 脳のブレーキが壊れる(前頭葉の萎縮) 感情を抑える理性のスイッチが物理的に効かなくなっています。脳血管障害や異常タンパク質の蓄積により、理性で感情をコントロールできなくなるのです。

  • ② 「わからない」が「恐怖」に変わる 今どこにいるのか、目の前の人が誰なのか。霧の中にいるような不安が「攻撃」として表れます。幻視(いないはずの人が見える)による恐怖が原因のこともあります。

  • ③ 体の不快を伝えられない 便秘、脱水、どこかが痛い……。言葉にできないもどかしさが怒りに変換されます。

  • ④ 薬の副作用 ドネペジルなどの治療薬には「易怒性(いどせい:怒りっぽくなる)」という副作用が出る場合があります。

2.心を削られないための「魔法の受け流し術」

  • 「はい、そうですね」の肯定 反論は火に油。まずは空気を吸うように、何も考えずに肯定します。

  • 物理的距離を取る(タイムアウト) 怒りがピークの時は、別室に避難して5~10分間お茶を飲みましょう。

  • 「病気のせい」というラベルを貼る 目の前で怒っているのは親本人ではなく、「認知症という着ぐるみのモンスター」だと割り切ります。

3.2026年、一人で抱え込まないための新常識

「脳のバグ」だとわかっていても、たった一人で真正面から受け止め続けるのは限界があります。2026年現在、介護は「個人の忍耐」から「チームと技術での対応」へと進化しています。

  • 【技術に頼る】ユマニチュード 「力ずく」ではなく「伝える」ケア。魔法のような技術が、あなたの疲れを軽減します。 優しさを伝えるケア「ユマニチュード®︎」

  • 【仲間に頼る】オンライン家族会 24時間、同じ境遇の誰かとつながれる場所。2026年は、スマホ一つで孤独を解消できる時代です。 公益社団法人 認知症の人と家族の会

  • 【医学に頼る】お薬の調整 我慢は美徳ではありません。メマンチン(メマリー)や漢方薬(抑肝散など)で神経の興奮を鎮めることも、立派な愛情です。

そして忘れがちですが、暴言を吐き、怒りにかられている親自身も、認知症に振り回されて苦しんでいます。

4.あなたの優しさを守るために

完璧な介護を目指さないことが、親にとっても最大の幸せです。 辛かった日は、親に怒鳴られた自分を「よく頑張ったね」と甘やかしてあげてください。

罵声が脳内から消えない時は、後楽園にある「サンダードルフィン」(ジェットコースター)がお勧めです。夜、ビルの間の闇に落ちてゆく怖さで頭を真っ白にしてみてください! サンダードルフィン公式サイト(https://www.at-raku.com/attractions/laqua/thunder-dolphin/)

介護の時間が、あなたにとっても、ご両親にとっても、より良い時間になりますよう祈ります。

以上

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