節約だけじゃ追いつかない?2040年に向けて知っておくべき、私たちのリアルなお財布サバイバル
近所の生協がついに閉店してしまいました。 しかたなく、今はバスに乗って大型スーパーまで通っています。
でも、19時を過ぎると一斉に「割引シール」が貼られるので、少しお得に買い物ができます。
このスーパーには、私と同じように割引シールを狙う常連さんがたくさんいます。 値上げばかりのご時世、涙ぐましい節約をしているのは私だけではないんだな、と少しホッとします。
でも、薄々気づいていませんか? 「どんなに切り詰めても、なぜかお財布が楽にならない」という現実に。
厚生労働省が発表している「介護保険制度の概要」などを紐解くと、私たちがこれから迎える「2040年」に向けて、ささやかな節約術だけでは立ち行かない厳しい未来が見えてきます。
実は、今年の春から私たちの手取りが減っている『隠れた原因』や、この8月からの『親の施設代の値上がり』については、[【40代からのサバイバル】気づいてた?春からの手取り減少と、8月からの『親の施設代』値上がりのお話]で詳しくお話ししました。まだ読んでいない方は、まずこちらからチェックしてみてくださいね。
それでは今回は、その先にある『2040年問題』について少し硬いお話ですが、私たちにとって本当に重要なポイントだけをギュッと絞ってお伝えします。
👉 【2040年】私たちの保険料はどこまで上がる?
なぜ「2040年」がそんなにターニングポイントなのでしょうか?
それは、今の50代前半(団塊ジュニア世代)が全員65歳以上になり、日本が本格的な「高齢化のピーク」を迎える年だからです。
2040年には、高齢者の数が約3,900万人規模に。 なんと総人口の約35%(国民の約3人に1人)がおじいちゃん・おばあちゃんになる計算です。
そうなると、支え手となる現役世代(働く人)が急激に減ってしまいます。 稼ぐ人が減れば、当然、国の社会保障の維持は難しくなります。
そうです。 現役世代が激減するため、今年(2026年)の春に上がったばかりの「介護保険料」や「医療保険料」は、ここから2040年に向けてさらに右肩上がりで値上がりし続けることが確実視されています。
つまり、お給料やパート代から「自動的に引かれるお金」が増え続けるということ。 出ていくお金を削るだけの「守りの節約」では、もう追いつかない時代に入っているのです。
👉 【予測】「お金を払ってもサービスが受けられない」時代の到来
資料が警告する最大の爆弾は、お金の負担増だけではありません。 圧倒的な「介護人材の不足」です。
今でも、東京、神奈川、愛知、大阪などの都市部ではヘルパーさんや施設スタッフが全く足りていません。東京都では介護の有効求人倍率が4倍〜6倍以上に跳ね上がっているところもあります。
一方、地方では若者自体がいないため、求人をかけても人が集まりません。 利用者の減少と働き手不足のダブルパンチで、「介護サービス自体が消えてしまう」地域すら出てきています。
2026年の今でさえこれだけ深刻なのですから、2040年には国がどれだけ頑張っても数十万人規模で介護の担い手が足りなくなると試算されています。
これはつまり、将来「お金さえ払えば、介護付きの老人ホームに入れる」「ヘルパーさんに来てもらえる」という、今までの当たり前が通用しなくなるかもしれない、ということ。
「親の介護」だけでなく「自分たちの老後」も含めて、プロに丸投げできない時代がすぐそこまで来ています。
👉 💡守りの節約を卒業し、今すぐ始めるべき「3つの攻めの防衛策」
この大きな波を乗り切るために、今私たちがシフトすべきは「守りの節約」ではなく「攻めの防衛」です。
①「稼ぐ力」を育てる(インカムアップ)
削る限界はあるけれど、稼ぐ上限は自分で変えられます。時給アップのための資格、小さな副業への種まきなど、「自分への投資」こそ最大の防御です。
②「増やす仕組み」を早く作る(NISAの活用)
2040年まであと14年。今から少額でもNISAなどでお金に働いてもらえば、時間の力を味方にして、将来の保険料アップを相殺する「盾」を作れます。
③「健康」という最強の資産を守る(医療費の削減)
人手不足の時代に一番強いのは「自分の足で歩ける健康な体」です。日々のセルフケアは、未来の数百万円の医療・介護費を浮かす「究極の節約術」になります。
未来を知ることは、怖くない
2040年と聞くと遠い未来のようですが、今45歳の人は59歳。まだまだ現役バリバリの時代です。
日本全体の人口はこれからどんどん減っていき、社会保障の負担が増え、地方の過疎化も止まらない……そんな構造的な変化はこれからも加速していきます。
「じゃあ、どうすれば良いの?」と不安になりますよね。
でも、現実を早く知れば、それだけ対策のための「時間」を味方にできます。
安い食料品を探したり、セール時にまとめ買いする「守りの節約」から一歩卒業。自分の未来をより良く、より強くするためのサバイバル術を、今から一歩ずつ始めてみませんか?
一生懸命なあなたが、計画と目標を持って新しい夏へ一歩踏み出せるよう、心から応援しています!
参考資料:
*厚生労働省 「介護保険制度の概要」https://www.mhlw.go.jp/content/001512842.pdf
*内閣府 令和7年版高齢社会白書(全体版)https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/html/zenbun/s1_1_1.html
*厚生労働省 介護人材確保の現状について https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/001592637.pdf
*厚生労働省 我が国の人口について https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21481.html
以上

