冬は“ほっと一息”が大事。でも塩分はやさしくコントロール
寒い台所での家事や介護の合間に、温かい汁物でほっとする時間――とても大切ですよね。
ただ、体の状態によっては塩分を少し控えると、もっと安心です。
🩺 塩分に気をつけたい主な条件
🫀 高血圧・心疾患
- 塩分で血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。
- 寒さの刺激でさらに血圧上昇し、心臓への負担が増えます。
🧂 腎機能低下(eGFR低下・尿蛋白)
- ナトリウム排出が苦手になり、むくみや高血圧の悪循環に。
🦵 むくみ・足の腫れ
- 心臓や腎臓の機能低下のサイン。塩分で水分が溜まりやすくなります。
🧓 高齢で血圧変動しやすい場合
- 寒さで血管が縮み、塩分の影響が強く出ます。脳卒中や心不全リスクに注意。
💊 利尿薬・降圧薬を服用中
- 塩分過多で薬の効果が弱まり、水分バランスも乱れやすくなります。
🍜 汁物・漬物・加工食品が多い食事
- みそ汁1杯あたり約1〜1.3g。1日数回で6gを超えやすくなります。
🌡 冬に塩分過多になりやすい理由
📸AI生成イメージ:冬の朝、鍋から湯気が立ちのぼる日本の台所
- 汗でナトリウムを排出しにくくなる
- 寒さで血管が収縮し、血圧が上がりやすい
- 味覚が鈍って濃い味を好みやすくなる(汁物・鍋など)
☕ 汁物の「安全ライン」と工夫
- みそ汁・スープ類は1日1杯まで(食塩相当量1.0〜1.3g)
- 具だくさん・汁少なめにして、汁は飲み干さない
- 昆布・かつお・干ししいたけなど天然出汁を使ってうま味で減塩を補う
- 減塩味噌(食塩8〜9%以下)を使うと20〜30%カット
- 具材を多くして汁を控えめに。体が温まり満足感もアップ
実践の目安
- 味噌汁は1日1杯まで
- 減塩味噌を使う
- 白湯やお茶でこまめに水分補給
- 血圧変動(めまい・頭痛・動悸)に注意
🧂 隠れ塩分が多い食品と目安
- 🍜 主食系: カップ麺・袋麺(4〜6g)→ スープは残す
- 🍱 惣菜・弁当: 唐揚げ弁当・焼き魚弁当(3〜5g)→ タレ・漬物を半分に
- 🥓 加工品: ハム・ベーコン・ウインナー(0.6〜1.2g)→ 湯通しして使う
- 🥣 即席みそ汁・つゆ類: 即席みそ汁1杯(1.8〜2.4g)→ 具を足して汁は残す
🍢 鍋つゆ・めんつゆ100ml(2〜3g)→ つけ汁は残す - 🥢 漬物・梅干し: 梅干し1個・漬物20g(1〜2g)→ 刻んで風味づけ程度に
- 🧂 調味料: ソース・ケチャップ(0.2〜0.4g/大さじ1)→ 下味薄めでOK
💡 今日からできる減塩のコツ
- 汁物は残す、即席スープはお湯を少し足す
- ハムや漬物は半量に、または湯通し
- パンには無塩バター+低塩ジャム
- 香味(ゆず・しょうが・白ごま)で満足感アップ
- 塩分の多い日は白湯やお茶をこまめに
📏 1日の塩分目標量(最新基準)
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」:男性7.5g未満/女性6.5g未満
- 日本高血圧学会:6g未満を推奨
- WHO(世界保健機関):5g未満(ナトリウム2000mg未満)
最新の国民健康・栄養調査(2023年)では、平均摂取量は男性10.7g、女性9.1g。
まだ目標の1.5倍ほど多いのが現状です。
🍚 文化は大切。“上手に減らして長く楽しむ”
📸AI生成イメージ:漬物樽から白菜漬けを取り出すベテラン主婦
味噌や醤油、漬物は日本の大切な食文化。
だからこそ、うま味と工夫でやさしく減塩。
この冬は「塩分ひかえめでもおいしい一杯」を一緒に見つけましょう。
📎 出典
- 厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2025年版)』
- 日本高血圧学会(JSH)ガイドライン
- WHO “Sodium reduction”(2025年)
- 厚生労働省『令和5年(2023)国民健康・栄養調査』
冬は体を温めながら、やさしい味で心も満たしていきましょう。







