【2026最新】三叉神経痛の治療はここまで進んだ|激痛を抑える新しい治療5つ
「顔に雷が走るような激痛」
三叉神経痛は、
「人が経験する痛みの中で最も強い痛みの一つ」
と言われます。
しかし最近、治療は大きく進んでいます。
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数時間で痛みを抑える点滴
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神経を守る新しい手術
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痛みをブロックする治療
など、新しい治療法の研究が進んでいます。
今回は
三叉神経痛の最新治療5つを紹介します。
なお、三叉神経痛は
「歯の痛み」や「副鼻腔炎」と間違えられることが多い病気です。
次週、4月3日のブログでは
三叉神経痛と間違えやすい病気も詳しく紹介します。
⇒ https://kizuna-iyashi.com/2026/04/03/gokai_sansa_sinkeituu/
① 激痛を数時間で抑える「フォスフェニトイン点滴」
三叉神経痛の発作は
突然、強烈な痛みが起きます。
この急性発作に対して注目されているのが
フォスフェニトイン(fosphenytoin)点滴
です。
2025年の研究では
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投与 2時間後に痛みが大きく減少
-
発作回数も減少
という結果が報告されました。
これは
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救急治療
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手術までのつなぎ治療
として期待されています。
② 神経と血管を離す「微小血管減圧術(MVD)」
三叉神経痛の原因の多くは
血管が神経を圧迫すること
です。
この場合は
微小血管減圧術(MVD)
という手術で
血管を神経から離します。
特徴
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根本治療になることが多い
-
痛みが消える例も多い
現在も
最も効果が高い治療の一つとされています。
参考
日本脳神経外科学会
https://www.neurosurgery.jp/
③ 切らずに治療する「ガンマナイフ」
手術が難しい場合には
ガンマナイフ
という放射線治療があります。
特徴
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頭を切らない
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高齢者でも受けやすい
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神経の痛み信号を弱める
数か月で
痛みが改善する人も多いと報告されています。
参考
日本ガンマナイフ学会
http://www.gamma-knife.jp/
④ 神経を焼いて痛みを止める「ラジオ波治療」
もう一つの治療が
高周波熱凝固(ラジオ波治療)
です。
細い針を神経に入れ
痛みを伝える部分を熱で弱める
方法です。
特徴
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局所麻酔でできる
-
高齢者にも可能
-
短時間で終了
最近は
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パルスラジオ波
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低侵襲型治療
なども使われています。
⑤ 神経刺激療法(ニューロモジュレーション)
最近研究が進んでいるのが
神経刺激療法
です。
これは
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小さな電極を神経近くに置き
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電気刺激で痛み信号をブロックする
治療です。
慢性神経痛の分野では
すでに使われており、
三叉神経痛への応用研究も進んでいます。
最新研究:三叉神経痛の原因物質
最近の研究では
一酸化窒素(NO)
という物質が
神経の炎症に関係している可能性が指摘されています。
この研究が進めば
新しい薬の開発につながる可能性があります。
受診の目安
次のような症状がある場合は
神経内科や脳神経外科の受診が勧められます。
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顔に電気が走るような痛み
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食事や会話で激痛
-
歯科治療でも原因が見つからない
三叉神経痛は
早く治療すると痛みが抑えやすいと言われています。
歯の痛みと思ったら三叉神経痛?間違えやすい病気
三叉神経痛は、
「歯の痛み」や「副鼻腔炎」などと間違えられることが少なくありません。
実際に
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何度も歯科治療を受けた
-
虫歯が見つからない
-
顔の片側だけ激しく痛む
といったケースで、後から三叉神経痛とわかる人もいます。
次週、4月3日のブログでは
三叉神経痛と間違えやすい病気や
見分けるポイントをわかりやすく解説します。
👉 4月3日ブログ
「歯の痛みと思ったら三叉神経痛?間違えやすい病気」
まとめ
三叉神経痛の治療は
ここ数年で大きく進んでいます。
特に
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急性発作の点滴治療
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放射線治療
-
神経刺激療法
など、選択肢は増えています。
もし
「歯の痛みのような激痛」が続く場合は、
早めに専門医に相談なさってください。
参考資料
IFT Study(AAN2025)
https://www.emjreviews.com/neurology/news/ift-study-shares-fast-acting-therapy-for-acute-trigeminal-neuralgia-aan-2025/
Medscape Neurology
https://www.medscape.com/viewarticle/anticonvulsant-rapidly-reduces-pain-acute-trigeminal-2025a100094e
PubMed
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39839861/
以上

