💤【前編】認知症の昼夜逆転や不安症状に悩む方へ|最新治療と家庭でできる対策

認知症の昼夜逆転や不安症状に困っているあなたに、最新の治療方法や家庭で出来る対策を紹介します!(前編)

💤【前編】認知症の昼夜逆転や不安症状に悩む方へ|最新治療と家庭でできる対策 (G.C.によるPixabayからの画像)

「夜になると眠れない」「急に興奮する」「夜中に歩き回る」――
認知症の昼夜逆転や不安症状に悩むご家族へ、最新の治療法と家庭でできる工夫を紹介します。

認知症の昼夜逆転や不安症状に困っているあなたに、最新の治療方法や家庭で出来る対策を紹介します!(前編)

(G.C.によるPixabayからの画像)

 

🕰️ なぜ夜になると不安や興奮が強くなるの?

シニアになると睡眠が浅くなり、夜中に目が覚めて再び眠れなくなることがあります。
特に うつ病・睡眠時無呼吸症候群・脳卒中・認知症 などを持つ方に多く見られます。

夜は脳の機能が低下しやすく、認知症の方は小さな刺激に過敏に反応して興奮したり、幻覚を見たりすることもあります。
眠る直前や夢の中で嫌な記憶がよみがえると、それを“今起きていること”と感じ、歩き回ったり騒いだりすることもあります。

認知症の昼夜逆転や不安症状に困っているあなたに、最新の治療方法や家庭で出来る対策を紹介します!(前編)

(Masa TommyによるPixabayからの画像)

🏥 1. 家族が倒れる前に「認知症疾患医療センター」へ

認知症では 40〜60%の方に睡眠障害 が見られます。
主な原因は次の3つです。

  1. 脳の障害が直接、睡眠調節に影響して起こるもの

  2. 認知症に伴うBPSD(精神・身体症状)によるもの

  3. 外部要因による睡眠リズムの乱れ

夜中に起き出すのは、単なる不眠ではなく「不安」や「焦り(焦燥)」などのBPSDが原因の場合もあります。
さらに進行すると「夜間せん妄」により昼夜逆転が起こりやすくなります。

💡 睡眠薬だけでは解決しないケースが多く、転倒や認知機能の悪化リスクも。
必ず専門医の診察を受けましょう。

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(orythysによるPixabayからの画像)

🏥 認知症疾患医療センターとは?

都道府県や政令市が指定する専門医療機関で、認知症の診断・治療・相談を行うほか、BPSDが見られる場合の入院先確保も担っています。

センターでは患者さんの生活リズムを整えながら、

  • 薬物療法と非薬物療法(心理・環境調整)を組み合わせて症状を改善

  • 日中の活動量を増やし、朝の日光浴で昼夜逆転を改善

が行われます。

🌞 まずはかかりつけ医に紹介状を依頼。いない場合は地域包括支援センターへ相談を。

認知症疾患医療センターの整備状況について (令和6年12月現在) https://www.mhlw.go.jp/content/001310210.pdf

☆全国の地域包括支援センターの一覧(都道府県のホームページへリンク)《厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課調べ(令和6年10月時点)》

北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県
福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県
東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県
山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県
滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県
鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県
香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県
熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
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(nadejda bostanovaによるPixabayからの画像)

 

🎵 2. 音楽療法は「不安」や「興奮」に効果あり

薬物療法(SSRI、抗精神薬、抗認知症薬など)は医師管理のもとで行われますが、
ここでは家庭でも取り入れられる 非薬物療法の代表「音楽療法」 に注目します。

✅ エビデンスから見た効果

  • ギリシャでの研究(60人対象)
     音楽療法が最も不安を軽減し、介護者の負担も軽くしました。
     (運動療法やアロマより高効果)

  • 19本の論文を分析した国際レビュー(2023)
     週1回45分以上・12週以内の音楽療法で不安が軽減。
     期間が長いほど効果が高くなる傾向。

  • 10件の研究をまとめた最新版(2022)
     幻覚・暴力・不安・抑うつなどの神経精神症状に好影響。
     軽度のアルツハイマー型では記憶や言語能力も改善。

🎧 家庭でも「好きな曲を一緒に口ずさむ」「穏やかなBGMを流す」だけでも効果が期待できます。

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(Dimitris VetsikasによるPixabayからの画像)

🚶‍♀️ 3. 運動リハビリは不安・抑うつを軽減

🩺 運動療法が改善する症状

幻覚、妄想、抑うつ、不安、興奮、徘徊、不眠、食欲不振などの神経精神症状(BPSD) に有効です。

  • 週3回の中頻度運動 が最も効果的。

  • 軽度〜中等度の認知症に特に有効。

  • 有酸素運動(ウォーキング・体操など)は不安軽減に寄与。

🧩 音楽療法と運動を組み合わせると、より高い改善効果が報告されています。
「音楽に合わせて体を動かす」だけでもリズムが整い、表情が明るくなるケースも。

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(Bernd HildebrandtによるPixabayからの画像)

 

🌙 後編予告|家庭でできる昼夜逆転の対策

次回(後編)では、

  • 光・音・食事など環境調整で改善する方法

  • 介護者が無理をしない生活リズムの整え方
    を紹介します。

📅 公開予定:6月27日
どうぞお楽しみに。

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(Bernd HildebrandtによるPixabayからの画像)

以上

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