🌻【奇跡の実例】誤嚥性肺炎で寝たきりに…91歳男性が漢方「補中益気湯」とリハビリで自宅復帰!
🔗 シリーズ一覧:漢方とリハビリで回復した高齢者実例
| シリーズ回数 | 記事タイトル | リンク先URL |
| 第1回 | 🌻 【認知症実例】不安・不眠・徘徊に苦しむ82歳女性が漢方薬「加味帰脾湯」で劇的回復! | https://kizuna-iyashi.com/2024/02/02/homemade-256/ |
| 第2回 | 🌻【奇跡の実例】誤嚥性肺炎で寝たきりに…91歳男性が漢方「補中益気湯」とリハビリで自宅復帰! | https://kizuna-iyashi.com/2024/02/09/homemade-257/ |
| 第3回 | 🌻【実例】骨折後の寝たきり、敗血症後の衰弱から自力歩行へ!80代女性を救った漢方「補中益気湯」 | https://kizuna-iyashi.com/2024/02/16/homemade-258/ |
| 第4回 | 🌻 【最終回実例】心不全・脳梗塞後の重度衰弱から自力歩行へ!漢方薬がリハビリ効果を倍増 | https://kizuna-iyashi.com/2024/02/23/homemade-259/ |
🌻【奇跡の実例】誤嚥性肺炎で寝たきりに…91歳男性が漢方「補中益気湯」とリハビリで自宅復帰!
高齢になると、病気やケガで入院した後に体力や意欲を失い、「寝たきり」になってしまうことが大きな問題となります。特に、誤嚥性肺炎を繰り返すと、食欲低下や衰弱が進みやすいものです。
今回は、91歳で誤嚥性肺炎から寝たきり状態に陥ったSさんが、漢方薬とリハビリテーションの併用治療で劇的に回復し、自宅復帰を果たした実例をご紹介します。
1. 肺炎治療後に直面した「寝たきり」と「食べられない」壁
Sさん(91歳男性)は、以前から高血圧の薬を服用されていました。
入院するまでの1年間で、誤嚥性肺炎により2回入院。徐々に食欲がなくなり、日常生活で身体を動かすことが減っていきました。
🚨 3回目の入院と直面した課題
今年3月、Sさんは3度目の誤嚥性肺炎による発熱と呼吸困難で入院しました。
-
-
肺炎の治療:抗菌薬(抗生物質)で約2週間で肺炎自体は回復。
-
体力と機能の低下:しかし、肺炎の回復後も飲み込み(摂食嚥下)の障害が進行。ご飯が食べられなくなり、もともとあった腰や足の痛みもしびれが悪化。
-
寝たきり状態へ:その結果、Sさんは自力で起き上がることができず、寝たきり状態になってしまいました。
-
2. 体力回復を妨げていたSさんの身体の状態(漢方的診断)
西洋医学的な検査(胸部レントゲンで肺炎の影あり、脳MRIで脳の萎縮ありなど)に加え、漢方治療を始めるにあたり、Sさんの全身の状態を漢方医学的に詳しく診断しました。
📌 漢方医学的な診断のポイント
Sさんの状態は、生命力が極度に衰え、病気を跳ね返す予備力が衰えている状態と診断されました。特に以下の三つの状態が重なっていました。
-
気虚(ききょ):生命エネルギー(気)の不足で、無気力な状態。 →→→ 【補注*2】
-
血虚(けっきょ):栄養(血)の不足で、顔色が悪い状態。 →→→【補注*2】
-
水毒(すいどく):水分代謝が悪く、体に余分な水分がよどんでいる状態。 →→→【補注*2】
Sさんは、「気」「血」「水」のすべてが不足・停滞しており、寝たきりを脱する体力と気力が極端に衰えていると判断されました。
3. 寝たきりから脱出!2種類の漢方薬とリハビリの組み合わせ
Sさんの体力と意欲、そして痛みを改善するため、以下の2種類の漢方薬の服用を開始しました。
💊 漢方治療の切り札
-
元気と食欲の回復に:補中益気湯(ほちゅうえっきとう) →→→【補注*3】
-
腰や足の痛み・しびれに:牛車腎気丸(ごしゃじんきがん) →→→ 【補注*4】
🦵 同時並行で行われたリハビリテーション
漢方薬の服用と併せて、以下のリハビリテーションを集中的に行いました。
-
体の柔軟性を高めるストレッチ(大腿屈側筋群)
-
深呼吸(腹式呼吸)
-
摂食嚥下・離床・起立・歩行リハビリテーション
4. 1週間で食事量がUP!劇的な回復と自宅復帰へ
漢方薬の服用とリハビリの開始後、Sさんの状態は目覚ましく改善しました。
| 経過 | Sさんの変化 |
| 開始 1週間目 | むせることがなくなり、食事量が目に見えて増加。 |
| その後 | 表情に活気がみられ、腰や足の痛みも軽くなり、リハビリに積極的に取り組むようになった。 |
約2カ月後、Sさんは自宅へ退院することができました。
退院後も認知機能の悪化はなく、元気に週3回の通所リハビリテーションに通い続けているそうです。91歳で寝たきりから復活できたことは、ご本人とご家族にとって、どんなに大きな喜びになったことでしょう。
💐 まとめ:誤嚥性肺炎後の体力低下は諦めないで!
重い病気や怪我で食欲や意欲を失った状態は、漢方医学で「気虚」と捉えられます。この「気」が回復しないと、リハビリテーションで頑張りたくても体がついていきません。
Sさんの回復は、体力の根本を立て直す漢方薬が、リハビリテーションの効果を最大限に引き出した良い実例です。
もしもあなたが、病後や術後の体力・食欲の回復に悩んでいらっしゃるなら、「気」を補う漢方薬の力を試してみてはいかがでしょうか?諦めずに相談できる医療機関を探してみましょう。

Gemini_自宅での安定した生活、介護ストレスからの解放、穏やかな時間を過ごすイメージ
【補注】専門用語の解説
-
*1: 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん):飲食物や唾液などが誤って気管に入り、肺で炎症を起こす肺炎。
-
*2: 気虚(ききょ)・血虚(けっきょ)・水毒(すいどく):漢方医学の体質概念。
-
気虚:元気の源となる生命エネルギーの不足。疲れやすい、やる気が出ないなどの状態。
-
血虚:皮膚や臓器を作る栄養(血)の不足。
-
水毒:体内の水分代謝が悪く、余分な水が溜まった状態。
-
-
*3: 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):体力が虚弱で、元気がなく、胃腸の働きが衰えて、疲れやすい人の虚弱体質、疲労倦怠、食欲不振などに用いられる漢方薬。
-
*4: 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん):体力が低下し、腰から下が冷えやすい人の、しびれや下肢・腰の痛み、むくみなどに用いられる漢方薬。
-
*5: その他の漢方医学的な所見:Sさんの診断に用いられた専門的な情報。脈診(沈細)、舌診(胖大、舌下静脈怒張)、腹診(腹力軟弱、臍上悸など)から、気・血・水のすべてが衰えていると診断されました。
📚 謝辞・情報源
-
症例報告:「サルコペニア・フレイル・認知症進行抑制を見据えた漢方薬治療」玉野 雅裕 ほか(「脳神経外科と漢方」2022年)
-
漢方のお医者さん探し:漢方・漢方薬に詳しい医療機関(病院・医院・医師)を検索できます。(https://www.gokinjo.co.jp/kampo/)
-
日本脳神経漢方医学会:脳神経領域における漢方療法に関する研究を行っている学会。(https://nougekampo.org/)
以上






