5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)(Pixabayからの画像)

「このごろ様子がおかしいと周囲から言われた」「下着も替えず、身だしなみに構わなくなった」「今話したばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる」「何をするのも億劫がり、いやがる」など心当たりはありませんか?

誤診されないためにも、認知症に特化した認知症疾患医療センターで1日も早く検査を受けることをお勧めします。

今回は、⑱兵庫県(神戸市を含む)⑲岡山県⑳広島県(広島市を含む)㉑山口県認知症疾患医療センターかかりつけ医の探し方を紹介します。

なお、認知症疾患医療センターの概略と基幹型認知症疾患医療センター22か所については「5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(1/3~3/3)」https://kizuna-iyashi.com/2024/09/20/homemade-288/ をご覧ください。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)(Jill WellingtonによるPixabayからの画像)

⑱兵庫県:『兵庫県における認知症疾患医療センター指定病院』https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf29/n_medicalcenter.html

兵庫県が指定した18センター神戸市が指定した7センターが2表に分かれています。管轄する地域名とセンターを指定された病院名とリンク・住所・相談窓口電話番号が一覧になっています。

紹介状がないと選定療養費11,000円(税込)が加算される病院もあります。受診方法はそれぞれの病院のホームページなどでご確認ください。

☆かかりつけ医の探し方:

『認知症相談医療機関名簿(PDF:1,348KB)20240415現在』https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf29/documents/soudan240724.pdf

兵庫県は、身近な地域で気軽に認知症の相談や受診ができ、必要に応じて専門医療機関への紹介を受けることができるよう、「認知症相談医療機関」の登録制度を設け、県民の早期受診や認知症への早期診断・対応を促進しています。

この名簿は、市区町ごとに認知症相談ができる医療機関名・所在地・電話番号・FAX番号が五十音順に59頁にまとめられています。

『各市町の認知症相談センター一覧(R5.4月)(PDF:233KB)』https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf29/documents/2023soudansenta.pdf

この一覧には、相談センターのある市町名・相談センターの名称・住所・電話番号・担当する地域の情報がまとめられています。(令和5年4月1日現在、県内41市町に256カ所設置)

『兵庫県・地域包括支援センター検索』 https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/28/index.php?action_kouhyou_pref_seikatu_search_facility_search=true&SearchType=community 

高齢者の多様なニーズや相談に総合的に対応し、必要なサービスを包括的・継続的に調整する地域の拠点として、「地域包括支援センター」を市町が設置しています。

お住いの地名にチェックを入れ、画面の一番下にある「🔍検索する」ボタンをクリックすると表示されます。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)(AlexaによるPixabayからの画像)

⑲岡山県:『岡山県認知症疾患医療センター(岡山県の指定と岡山市の指定センター)』(2023年11月1日更新)   https://www.pref.okayama.jp/page/355687.html

認知症疾患医療センターでは、鑑別診断や急性期治療などの医療の提供とともに、専門医療相談等を行っています。

合計9か所の医療センターの病院名とリンク・住所・担当部門・相談窓口電話番号が一覧にまとめられています。

紹介状がない場合「選定療養費(初診時自己負担額)13,200 円(税込)」が加算される病院もあります。受診方法は各病院のホームページなどでご確認ください。

☆かかりつけ医の探し方:

『岡山県かかりつけ医認知症対応力向上研修 修了者一覧 [PDFファイル/455KB]』(令和6年1月24日時点) https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/922993_8834324_misc.pdf

身近な診療所等の主治医(かかりつけ医・診療科名を問わない)に対し、適切な認知症診療の知識・技術や認知症の本人とその家族を支える知識と方法を習得する研修を修了した医師の名簿です。(*3)

研修を修了した医師が所属する医療機関がある市(区)町村名・所属する病院名・住所・ 電話番号・研修を修了した医師名が一覧にまとめられています。

『岡山市が認定した認知症かかりつけ医一覧』(令和6年6月20日更新)

一覧は、担当区・認知症かかりつけ医が所属する病院名・医師名・診療科・住所・病院の電話番号・認知症サポート医資格の有無などがまとめられています。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)(CouleurによるPixabayからの画像)

『岡山県認知症サポート医名簿 [PDFファイル/140KB]』(令和6年6月20日現在) https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/922993_8834323_misc.pdf

認知症の診療に習熟した医師で、認知症サポート医養成研修を修了し、かつ、かかりつけ医への認知症診断等に関するアドバイスや地域包括支援センターとの連携などの役割を担うのが認知症サポート医です。(*2)

名簿には、認知症サポート医が所属する医療機関名・ 所在地・ 診療科・医師の氏名・医療機関の電話番号が10ページにまとめられています。

『岡山県内の地域包括支援センターの連絡先一覧(R6.4.1現在) [PDFファイル/141KB]』https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/43415_8216993_misc.pdf

地域包括支援センターは、県内各市町村が設置しており、介護・福祉・医療などに関するさまざまな相談をお受けし、支援を行います。この表には、県内71センターが置かれた市区町村名・住所・電話番号がまとめられています。

『おかやま認知症コールセンター』(2011年6月1日更新) https://www.pref.okayama.jp/page/detail-100120.html

おかやま認知症コールセンターは、認知症全般の相談、問い合わせ等に対し、認知症介護経験者や専門家等が対応しています。

  • 電話番号:086-801-4165
  • 相談日 :月~金曜日(祝休日、8月13~15日、12月29日~翌年1月3日を除く
  • 受付時間:10時00分~16時00分
    5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

    5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)(Stefan SchweihoferによるPixabayからの画像)

⑳広島県:『認知症疾患医療センターとして指定した病院・診療所(県指定)』(2024年4月1日更新) https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/ninntisyoutaisaku/1279792705784.html

県が指定した8か所の病院名とホームページへのリンク・電話相談受付日時・専門外来受付日時・専用電話番号・住所がまとめられています。

受診方法は、各病院のホームページなどでご確認ください。

*広島市にお住いの方は『広島市認知症疾患医療センター(2024年4月1日更新)』https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/ninchisho/807.html

広島市が指定した3か所の病院名・住所・認知症疾患医療センターに指定した期間・医療相談専用電話番号と相談受付日時がまとめられています。(病院のURLやリンクはありません)

紹介状がない場合、初診料7700円が加算される病院もありますので、各病院に受診方法をご確認ください。

☆かかりつけ医の探し方:

『もの忘れ・認知症相談医(オレンジドクター)』https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/ninntisyoutaisaku/1183708415424.html

広島県では、かかりつけ医認知症対応力向上研修を修了した医師を「もの忘れ・認知症相談医」(オレンジドクター)として認定し,高齢者が日ごろ受診する主治医(かかりつけ医)に選んでいただき,認知症に関して気軽に相談できる体制づくりに取り組んでいます。

※ 名簿内容が変更となっている場合があります。受診・相談の際は事前に医療機関へ確認してください

名簿のエクセルファイルが開けない方は、地域共生社会推進課 認知症共生グループ
(電話:082-513-3201 Fax:082-502-8744)にお問い合わせください。

『地域包括支援センター一覧(R6.4.1現在) (PDFファイル)(290KB)』https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/577422.pdf

地域包括支援センターは、高齢者を支える「総合相談窓口」です。保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員等がチームとして業務を行っています。

この一覧には、支援センターが置かれた市町名・包括支援センターの種類・施設名・住所・電話番号・FAX番号などの情報がまとめられています。 

『認知症電話相談』(2024年7月8日掲載) https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/ninntisyoutaisaku/ninthisyodenwasoudan.html

認知症に関する疑問,介護の方法,ご本人・介護者・家族の悩みなどについての相談を電話で受け付けています。 
相談は無料ですので,お気軽に御利用ください。(通話料は御負担いただきます。)

  • 毎週火曜日:13時から16時30分   電話番号:(082)553-5353
  • 毎週木曜日:13時から16時30分   電話番号:(082)569-6501
    5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

    5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)(Andreas GlöcknerによるPixabayからの画像)

㉑山口県:『山口県における認知症疾患医療センター指定病院(県指定)』(2020年6月24日更新)   https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/49/18529.html

山口県が指定した8か所の病院名と病院へのリンク・住所・相談窓口電話番号などが一覧にまとめられています。

認知症疾患医療センターは、認知症の鑑別診断、周辺症状と身体合併症への対応、専門医療相談等を実施するとともに、地域の保健医療・介護関係者等との連携などを担います。

受診方法は、それぞれの病院のホームページなどでご確認ください。

*かかりつけ医の探し方:

『オレンジドクター制度(山口県もの忘れ・認知症相談医制度)について』(2024年8月1日更新) https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/49/18532.html

もの忘れや認知症について気軽に相談でき、早い段階から適切な医療と介護のサービスを提供できる体制を整備するため、オレンジドクター制度(山口県もの忘れ・認知症相談医制度)を創設しました。

オレンジドクターは、もの忘れや認知症に関する相談等に対応できる医師です。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)(KevによるPixabayからの画像)

オレンジドクター名簿 (圏域ごとに名簿を作成しています。探したい市町のある圏域をクリックしてください。)

名簿には、市町名・オレンジドクターの氏名・所属する病院名・住所・TEL・診療科などの情報がまとめられています。

『地域包括支援センター一覧(令和5年5月1日時点)』https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/149657.pdf

一覧には、市町名・包括支援センターの施設名・電話番号・所在地などがまとめられています。

今回は、ここまでです。一部地域のレカネマブ治療情報は、自治体のホームページに掲載されたもののみを紹介しています。ご了承ください。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)(Gabriela PiwowarskaによるPixabayからの画像)

次の最終回は、㉒香川県㉓福岡県(北九州市と福岡市を含む)㉔大分県㉕宮崎県認知症疾患医療センターかかりつけ医の探し方を紹介します。

なお、22都道府県の基幹型の認知症疾患医療センターは、9月20日ブログ9月27日ブログ10月4日ブログをご覧ください。

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)

5人に1人は認知症になるらしいから、認知症疾患医療センターで検査を受けよう!(続)(6/7)(PeggychoucairによるPixabayからの画像)

補注

*1:認知症抗体医薬「レカネマブ」(レケンビⓇ点滴静注)について:『アルツハイマー病の原因に働きかけて病気の進行自体を抑制する薬としては、国内で初めて承認された薬です。2週間に1度、約1時間ほどかけて点滴で投与します。
 アルツハイマー病による認知症が軽度である時期、および、アルツハイマー病による軽度認知障害の方が治療対象となり、検査(脳脊髄液検査またはアミロイドPET検査)により脳にアミロイドβがたまっていることを明らかにする必要があります。
 この薬の使用により、認知機能障害の悪化が有意に(18ヶ月で27.1%)抑制されたことが報告されています。
 副作用としては、使い始めの初期に、注射したときに頭痛、寒気、発熱、吐き気などが現れることがあります。
 また、特に使い始めて数ヶ月以内に、脳が腫れたり、脳に少量の出血が生じたりするなどの報告があります。そのため、専門医療機関での注意深い観察、評価が必要とされています。』厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089508_00005.html

*2:「実施主体は都道府県および指定都市。国立長寿医療研究センターは厚生労働省より委託を受け、認知症サポート医養成研修を実施しています。

高齢者が慢性疾患などの治療のために受診する診療所等の主治医(かかりつけ医)に対し、適切な認知症診断の知識・技術、家族からの話や悩みを聞く姿勢を習得するための研修を実施しています。

また、かかりつけ医への研修・助言をはじめ、地域の認知症に係る地域医療体制の中核的な役割を担う医師として、認知症サポート医の養成を進めています。」長寿医療研修センター https://www.ncgg.go.jp/hospital/kenshu/kenshu/27-1.html

*3:「かかりつけ医認知症対応力向上研修:高齢者が日頃より受診する診療所等の主治医(かかりつけ医)に対し、適切な認知症診療の知識・技術や認知症の人本人とその家族を支える知識と方法を習得するための研修を実施することにより、認知症サポート医との連携の下、各地域において認知症の発症初期から状況に応じた認知症の人への支援体制の構築を図る。」 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000121151.pdf

以上

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