あなたがあなたらしく生きる方法ースキンケアが自分を癒し、メイクアップは自信を生みだす!
あなたは、あなたらしく生きていらっしゃいますか?ご自身の判断に自信を持って、晴れ晴れと毎日を過ごしていらっしゃいますか?
残念ながらわたしはあれこれ悩み、これでいいの?と判断に迷い、右往左往しながら毎日を過ごしています。なぜ、こんなに出来が悪いのか?こんなはずじゃなかったのにと感じてしまいます。
2013年に公開された映画「アナと雪の女王」で、”ありのままの私”を受け入れるエルサの歌が流行しました。覚えていらっしゃいますか? わたしの場合は、”ありのまま”、つまり現状維持ではなく、もう少し仕事も家庭生活も改善したいです。このままでは嫌。とても、「ありのままで~」なんて歌えません。
では、どうすれば良いのか?何をどうすれば、仕事も家庭も改善できるのか?
年齢が高くなるほどリラクゼーションを目的に化粧をしています
ネットで素晴らしい方法を発見しました。メイクアップです!
柳澤 唯先生のグループが、20歳から78歳の女性264人を対象にインターネット調査を行いました。(①の論文より、以下論文はまとめて最下段に表記)
その結果、年齢が高くなるほどリラクゼーションを目的に化粧を行っているそうです。また、大坊郁夫先生の研究によると、『若い女性にとっておしゃれのための特別のアイテムだった化粧が、年齢とともに習慣的な行為へと変化し、化粧をした顔が「いつもの顔」となるため、化粧をすることによって自分に戻れたと感じる』そうで、この「いつもの顔」に戻ることによって『不安感や違和感が解消し、リラクセーションを感じる』そうです。
でも、父の介護が始まって以来メイクアップを放棄した私には「化粧をしたいつもの顔」がありません。「化粧をしたいつもの顔」が無ければ、メイクアップをしてもリラクセーション効果は無いのでは?
朝のスキンケアは気持ちに『はずみ』を、夜のスキンケアは気持ちに『やすらぎ』をもたらす
平松隆円准教授の研究によると、スキンケアには気持ちを整える作用
朝のス
特に、外見ではなく自分の内面に注意を向けるタイプの女性は、夜のスキンケアに「やすらぎ」「はずみ」を強く感じていて、スキンケアが「癒し」であり、「気晴らし」であることが数値に現れたそうです。(②論文より)
平松准教授はこの論文の中で『すなわち、化粧を自己のためにおこなうか、また社会からの期待のうちにおこなうかといった状況の変化が、化粧を気晴らしにも負担にもさせていると推測する』と分析なさっていらっしゃいます。
先生、ご指摘の通りです。わたくしの場合は、化粧を社会的要請と感じていたので、余裕がなくなった時期に社会の要請を無視することに決めました。メイクアップは放棄したかった面倒臭い作業で、スキンケアでさえ、バシャバシャと叩いて、クリームを伸ばして、それだけ。『やすらぎ』も『はずみ』も感じていません。すべての化粧が、単なる負担でした。
メイクアップをした方が、自分自身への自信が高まる
わたしは否定していましたが、メイクアップには力があります。
藤原寿理先生の研究によれば、メイクアップをしない場合よりもメイクアップをした場合の方が、自分自身への自信が高まるそうです。難易度の高い課題を解く実験でも、メイクアップをした場合には自分の正答に対する自信が高まるそうです。
メイクアップによる外見的変化が気持ちを動かし、自分への自信が生まれ、自分の判断や決定にも自信を持てるようになります。メイクアップをした場合には、「気持ちの明るさ」も「人と会う楽しさ」も「自分への自信度」も「活気・活力」も高まります。「人生に対する満足度」「達成感」「自信」「至福感」もメイクアップをしない場合よりも高まります。(③論文より)
スキンケアは自分を癒し、メイクアップは自信を生みだせる
つまり、スキンケアは自分を癒し、メイクアップは自信を生みだせる素晴らしい方法です。
思い出したことがあります。大学生になって初めて化粧水をつけた時のあの感触。ほのかな香りとしっとりした肌触りにうっとりしました。母の鏡台の前に坐り、緑色の瓶からコットンに化粧水をたらし、肌を優しくトントンするひととき。
あの至福感をずっと忘れていました。「あなたにはもったいない」と使わせてもらえなかった透明なエメラルド色で、六角形の化粧石鹸。スキンケアもメイクアップも特別で、贅沢な楽しみだった20代。
生きているだけで楽しかった20代が遠い昔になってしまったからこそ、もう一度スキンケアとメイクアップを「楽しみ」として始めたいと思います。
忙しいからこそ、朝晩のスキンケアで自分を癒したい。思うに任せない毎日だからこそ、メイクアップで気持ちを明るくし、自信を生みだし、活気や活力を高めたい。
朝晩のスキンケアと、メイクアップを楽しむことから始めてみようと思います。スキンケアは、ゆったりと丁寧に、大学生に戻った気分で始めます。年齢に応じたメイクアップ方法をネットや雑誌で探し、外見を美しく変えることで、自信や活気や活力を生み出してみたいです。
「なんでこうなってしまうの」と悔やむ私を、「ありのままの自分」を受け入れられる私に変えられるように。自信や活力に満ちて、人生に対する満足感や達成感、至福感に満ちた私らしい人生を生きるために。
あなたもあなたらしく生きるために、スキンケアとメイクアップを楽しんでみませんか?
参考論文
①『女性における化粧行動の目的と自意識の関連』柳澤 唯、安永 明智、青柳 宏、野口 京子共著、文化学園大学紀要.人文・社会科学研究22
②『スキンケアによる感情調整作用に関する研究』平松 隆円著、大学共同利用機関法人人間文化研究機構国際日本文化研究センター
③『化粧がもたらす自己の価値および社会行動における価値の変化ー行動学的検討』藤原 寿理著、福島県立医科大学医学部システム神経科学講座
謝辞:上記論文の先生方、みなさまの素晴らしい論文を参考および『』で引用させていただきました。有難うございました。
以上