配偶者の入院で、所得減少が21.3%、不眠が19.7%、食欲減退・体重減少が17.3%との影響が判明!

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!(Cody WuによるPixabayからの画像)

コロナも熱中症も怖い毎日ですが、損害保険ジャパン株式会社が「入院に関する家族の時間やお金への影響調査」を発表なさいました。これは、2021年3月26~29日にかけて、ご自身が入院したことがある人(500人)、配偶者が入院したことがある人(500人)、さらに入院未経験者(1000人)、合計2000人に対して実施したインターネット調査です。調査の中からお金や時間に関する影響についてご紹介します。

この調査で判明したポイントは、以下の3点です。

入院は、入院した本人だけではなく家族の仕事や時間にも影響を与えると50%以上の人が回答

入院当時加入していた医療保険だけでは全額補てんできなかったと30.6%が回答!医療保険に加入していれば入院費用を全てまかなえるわけではない実態と、入院に関する見えざる費用が浮き彫りとなりました。

入院未経験の方の50%以上が、自身が入院した場合に配偶者が行う「家事」「育児」に対して不安と回答。

なおこの調査の対象は、ご自身・配偶者が入院経験のある既婚者30~60代の1,032人入院経験のない既婚者30~40代の1,032人です。そのため、入院未経験の方の回答は30~40代の回答であることを念頭に置いてお読みください。 

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!(Csaba NagyによるPixabayからの画像)

では、詳しくご紹介します。

☆問1:配偶者が入院中のご自身の就労状況をお答えください。

  • 普通に働いていた     44.0%
  • 半休、時短勤務を取った  34.8%
  • 入院期間中はずっと休んだ 13.5%
  • 休みを数日取った      7.7%

つまり配偶者が入院してしまうと、何らかの形で仕事を休んだ方が約6割もいらっしゃいます

☆問2:配偶者が入院したことで、減ってしまった自身の時間はありますか?

  • 何らかの時間を喪失  74.6%
  • 時間の喪失はなかった 25.4%

減ってしまったご自身の時間を尋ねたところ、「テレビや音楽などの視聴時間」(37.6%)、次いで「趣味の時間」(35.3%)「睡眠の時間」(34.1%)が続き、娯楽や睡眠など日常生活時間への影響があることが数字に表れました。

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!(218860によるPixabayからの画像)

☆問3:配偶者の入院により働く時間や家族との時間が減ったことで起きてしまったことは何ですか? 

  • 所得の減少      21.3%
  • 不眠         19.7%
  • 食欲減退・体重減少  17.3%
  • ご自身やご家族の精神的疾患  8.7%
  • その他         1.3%

何らかの形で仕事を休んだ方が6割でしたから、所得の減少も当然です。けれど、収入減にとどまらず、睡眠不足や食欲減退・体重減少もそれぞれ約2割の方が体験していらっしゃいます。家族の入院は、金銭的だけでなく、精神的にも負担が大きい大事件です。

☆問4:ご自身もしくは配偶者が入院した際にかかった費用は保険でどの程度補てんできましたか? 

  • 当時加入していた保険で全て補てんできた  55.5%
  • 不足した                 30.6%
  • 不足額 1 万円未満         0.9%
  • 不足額 1 万円以上 5 万円未満   5.7%
  • 不足額 5 万円以上 10 万円未満   9.6%
  • 不足額 10 万円以上 30 万円未満 10.3%
  • 不足額 30 万円以上         4.1%
  • 覚えていない                                             7.7%
  • 補填できたかできなかったか自体分からない、覚えていない  6.3%

この数字をご覧になってどう思われましたか?6割弱の方は保険金で入院費用を賄えましたが、3割の方は不足でした。それも、約1割の方が、10 万円以上 30 万円未満も不足です。この調査では、入院日数や手術の有無は不明ですので詳細は分かりませんが、自分の場合は大丈夫かな?と不安になります。

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!(要要 怪によるPixabayからの画像)

☆問5:ご自身もしくは配偶者が入院した際、治療費以外にかかった費用はありますか? 

  • 家族の交通費         82.2%
  • 食費(病院食を除く)     80.4%
  • 洋服代・パジャマ代・下着代  75.5%
  • 洗面用具代          69.0%
  • 本・雑誌代          60.1%
  • 入院保証金          40.2%

「家族の交通費」や「食費」は納得できますが、「入院保証金」には驚きました!日本の病院で、今でも入院時に保証金を求める場合もあるんですね?!慌ててネットで調べると、東京都にも神奈川県にも5万円、10万円あるいは30万円と保証金を求める病院がありました。ご存じでしたか?

☆問7:ご自身もしくは配偶者が入院したら、あなたや家族の世話をしてくれそうな人はいらっしゃいますか?あなたご自身や配偶者以外の当てはまる方をお選びください。 

対象:自身・配偶者が入院経験のある既婚者30~60代の1,032人

  • 入院中に世話をしてくれた人:両親  40.1%
  • 入院中に世話をしてくれた人:いない 36.1%
  • 入院中に世話をしてくれた人:子ども 17.6%

対象:入院経験のない既婚者30~40代の1,032人

  • 入院中に世話をしてくれそうな人:両親  61.2%
  • 入院中に世話をしてくれそうな人:いない 22.1%
  • 入院中に世話をしてくれそうな人:子ども 15.4%

この設問はとても興味深いです。入院経験者は、4割の方が両親が助けてくれたと回答していますが、未経験者の6割以上が、両親が助けてくれそうと回答しています。未経験者は30~40代なので、ご両親もまだ若くお元気なので期待なさっていると思いますが、そう期待できないと数字が教えてくれます。

また、未経験者の2割強が世話をしてくれそうな人はいないと回答していますが、入院経験者の36.1%には世話をしてくれた人がいませんでした4割弱の方の両親や子供や、兄弟姉妹やその他親類など誰も世話をしてくれなかったんです。つまり、皆さんご自身の生活もあり、期待するほどは世話をしていただけないということです。

この調査から私が学んだことは、まず入院を防げるように毎日の健康管理と、保険の見直し。それから、万が一に備えて「入院保証金」の準備ですね。あなたはいかがなさいますか?

☆「入院に関する家族の時間やお金への影響調査」~入院は、自分ゴトではなく“家族ゴト”!配偶者の入院により約6割が仕事を休んだという結果に。
また、治療費以外の“見えざる費用”も発生 ~ https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2021/20210625_1.pdf?la=ja-JP

☆損害保険ジャパン株式会社 https://www.sompo-japan.co.jp/

以上 

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!

配偶者の入院で、所得が減少した方が21.3%、不眠になった方が19.7%、食欲減退・体重減少になった方が17.3%と判明!(StockSnapによるPixabayからの画像)

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