幸せの作り方 ~日頃の小さな喜びや感謝を積み立てしましょう~ vol.6
陽子さん(仮名)は、家業をたたんだご両親へのプレゼントに「絆の絵Ⅱ」を選んでくださいました。
「両親の写真がないんです。特に母が、写真を撮るのを嫌がってるから、1枚もないんです。それで嘘ついて、両親の新婚旅行の写真を拝借してきました。古いモノクロ写真で、変色もしてますが大丈夫ですか?
良かった!使えないと言われたらどうしようかと心配だったんです。
それにこの写真の母が大好きなんです。ふっくらと明るい笑顔がとてもチャーミングで・・・母は50代からリュウマチを患ってしまい、ずっと痛みと闘ってきました。家業は着物の仕立てで、両親揃って和裁技能士。家で着物をひたすら縫い上げる毎日に加えて、姑の介護もしました。
嫁としての務めや妻としての務めを全部やり遂げた母は本当に立派です。だから、これからは楽をして欲しいと願ってます。子どもの私たちが知らない苦労もきっと多かったんじゃないかしら・・・
そうですね、やっぱり母の方が苦労しているから、労わりたいのは母ですね。
きっとストレスが溜まり続け、リュウマチの痛みにさいなまれ続けたせいだと思うんですが、実は母の顔つきが険しいんです。まるで、意地悪ばあさん。
だから母に、毎日、新婚旅行の幸せそうな顔を眺めて欲しいんです。姑を看取り、家業もやり終え、務めを全部果たした今こそ、昔の柔らかくて明るい気持ちを取り戻して欲しいんです。もう頑張らなくて良いから、ゆったりと楽しい事や嬉しい事で毎日を過ごして欲しい・・・」
陽子さんの切実な気持ちが伝わり、2人であれこれ工夫して完成させました。お母様の険しい表情が和らぐ日が、1日も早く訪れるように祈ります。「絆の絵Ⅱ」は、癒しを届けます。インタビューで、あなたの中に眠っている想いや気持ちを言葉にします。