日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します

日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します

日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します(pasja1000によるPixabayからの画像)

2022年最初のブログは、「家族愛に関する調査2021」をご紹介します。この調査はジブラルタ生命保険株式会社が、20~69歳で事実婚を含む既婚者の男女2,000名を対象にインターネットリサーチを実施し、集計結果を発表したものです。”家族”の存在について、またコロナ禍で家族関係はどう変化したのか等を紹介します。

☆設問1:自分にとって“家族”とはどのような存在か (複数回答形式)

《女性》

  1. 「心の支えになる存在」61.3%
  2. 「安心できる存在」    61.1%
  3. 「助け合える存在」  59.7%
  4. 「一緒にいて落ち着く存在」53.5%
  5. 「信頼できる存在」  49.0%

この設問で男性は「守りたいと思う存在」が 51.6%を占め、女性の46.5%と比べて 5 ポイント以上高くなりました。

反対に女性では「安心できる存在」が 61.1%、「助け合える存在」が 59.7%と、男性(順に 49.5%、46.3%)と比べて10 ポイント以上高く、上位4位までは女性の半数以上が選んでいます。男性よりも女性のほうが、”家族”が支えや安らぎになっているようです。

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日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します(truhonによるPixabayからの画像)

☆設問2:これまでに“家族がいてよかった”と感じたのはどのようなときか (複数回答形式)

《女性》

  1. 「家族で団らんしているとき」  65.7%
  2. 「一緒に食事をしているとき」  58.2%
  3. 「自分が体調を崩したとき」   56.6%
  4. 「レジャー・旅行に行ったとき」 51.5%
  5. 「自分の味方をしてもらったとき」42.9%

男性は「『おかえりなさい』と言われたとき」が 41.9%を占め、女性の32.1%と比べて約 10 ポイント高くなりました。今までは男性が『おかえりなさい』と言われる立場だったのですから当然ですよね。

反対に女性では「悩みや愚痴を聞いてもらったとき」が 42.4%「自分の味方をしてもらったとき」が 42.9%と、男性(順に 26.5%、25.6%)と比べて 15 ポイント以上高くなりました。

このニュースリリースでは『女性には、家族が自分のことを理解してくれたり、大切にしてくれたりしたときなどに、家族がいることのうれしさを感じたという人が多いのではないでしょうか。』と分析しています。当然ですよね。

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日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します(cliverinneによるPixabayからの画像)

☆設問3:コロナ禍で家族の距離が縮まったか (単一回答形式)

《年代別》

  • 20代 「距離が縮まった」49.3%
  • 30代 「距離が縮まった」45.3%
  • 40代 「距離が縮まった」32.3%
  • 50代 「距離が縮まった」26.3%
  • 60代 「距離が縮まった」24.8%

コロナ禍で家族との会話が増え、家族に対する理解が深まったと実感する人が多いのは、20代・30代です。円熟の60代では、コロナ禍でもびくともしないということでしょうか?

☆設問4:家族を守りたい気持ちは・・・強まったか、弱まったか (単一回答形式)

《年代別》

  • 20代 「強まった」62.5%
  • 30代 「強まった」60.0%
  • 40代 「強まった」41.5%
  • 50代 「強まった」36.3%
  • 60代 「強まった」40.0%

コロナ禍で家族を守りたい気持ちが強まった人が多いのも、20代・30代です。40代以上の皆さまは、既に家族を守る強い気持ちをお持ちだったと解釈したいですか、あなたはいかがでしょうか?

日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します

日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します(hannahlmyersによるPixabayからの画像)

☆設問5:コロナ禍で、子どもに対する理解度は・・・上昇したか、下降したか (単一回答形式,対象:子どもがいる方1,515人)

《年代別》

  • 20代 「上昇した」50.2%
  • 30代「上昇した」43.4%
  • 40代「上昇した」34.5%
  • 50代「上昇した」27.2%
  • 60代「上昇した」22.3%

在宅勤務等で子どもとの会話が増え、子どもの日常や子どもの気持ちを詳しく知る機会が増えた20代・30代は、私の予想よりも少なかったです。「主婦と児童・生徒の自殺が増加している」と分析していた自殺対策白書を連想してしまいます。考えすぎでしょうか?

日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します

日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します(339731によるPixabayからの画像)

☆設問6:配偶者・パートナーに1日で何回くらい“ありがとう”と言っているか (数値入力形式,対象:2,000人) 

  1. 1回 27.4%
  2. 0回 16.1%
  3. 5回 15.9%
  4. 3回 15.2%
  5. 2回 13.8%

☆設問7:配偶者・パートナーから1日で何回くらい“ありがとう”と言われているか (数値入力形式,対象:2,000人) 

  1. 1回 29.0%
  2. 0回 24.0%
  3. 3回 13.2%
  4. 5回 13.0%
  5. 2回 12.0%

この設問はヒットです!設問6と設問7の数値を見比べてください。言っている回数と言われている回数の数値が微妙にズレていませんか?

配偶者・パートナーから 1 日で何回くらい“ありがとう”と言われているか聞いたところ、「1 回」(29.0%)「3 回」(13.2%)などに回答が集まり、平均は 2.6 回でした。他方、「0 回」は 24.0%となりました。平均回数を並べてみると、“言っている回数”は 3.2 回となったのに対し、“言われている回数”は 2.6 回と、両者でギャップがみられました。

『感謝の言葉を口にしているつもりでも、言われた側はそう感じていないケースがあるのではないでしょうか。』とニュースリリースは指摘しています。つまり平均的な家族には、コミュニケーションのロスが多いのでしょう。

「以心伝心」とか「忖度」なんて切り捨てて、コミュニケーション・ロスを減らせば、もっともっと親密で仲の良い関係を築けるはず。私たちには伸びしろがまだまだ沢山あるってことです! 

日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します

日本人2,000人を対象に家族愛やコロナ禍での家族の変化を調べた結果を紹介します(Anders_MejlvangによるPixabayからの画像)

☆設問8:子どもにしてほしいと思う親孝行 (複数回答形式, 対象:子どもがいる方1,515人)

《女性758人》

  1. 「元気な姿を見せてくれる」45.3%
  2. 「一緒に旅行をしてくれる」42.5%
  3. 「話し相手になってくれる」42.2%
  4. 「一緒に外食してくれる」   42.1%
  5. 「孫の顔を見せてくれる」 30.7%

この設問にも驚きました。男女別にみると、女性では「元気な姿を見せてくれる」が 45.3%「一緒に外食してくれる」が 42.1%「一緒に旅行をしてくれる」が 42.5%「話し相手になってくれる」が 42.2%「家事を手伝ってくれる」が 26.8%と、男性(順に 26.9%、24.4%、23.1%、19.7%、10.0%)と比べて 15 ポイント以上高くなりました。

男性でも「元気な姿を見せてくれる」が1位ですが、その割合は26.9%に過ぎません。子どもに「〇〇して欲しい」と望んでいない男性の姿が浮かび上がります。設問1で、”家族”を「守りたいと思う存在」(51.6%)と思っているから、”守る役目”を離れると興味もなくなるのでしょうか?

どの”家族”もいつも仲良しとは限りません。暴風雨や台風に遭遇した時に、男性と女性の違いをお互いに理解して、より良い関係を築くことが出来ればいいなと思います。女性にとって、”家族”が支えや安らぎだから大切に育てたいと感じます。

ご参考になりましたか?

コロナ禍がまだ続きそうだからこそ、すべてのご家族がもっと幸せに、より良い関係を築くことが出来るよう願っています。

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最後にこの「家族愛に関する調査2021」では、ここで紹介した他に「家族愛を 100 点満点で自己評価 」する設問や「2021年の夫婦喧嘩の回数と原因」など面白い調査項目が並んでいます。約20ページのPDFですが是非、下のURLをクリックして眺めてみてください。

☆ニュースリリース「家族愛に関する調査 2021 ~家族愛を 100 点満点で自己評価 全体平均は 80.2 点~ 」https://www.gib-life.co.jp/st/about/is_pdf/20211222.pdf

☆ジブラルタ生命保険株式会社 https://www.gib-life.co.jp/

以上

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