日本人14,900人調査で、自分の老後不安が84.4%、介護を家族で話し合っている人は14.1%と判明!
メットライフ生命株式会社は、2018年から「老後」や「健康」「お金」について定点調査を継続中です。介護への意識や老後準備の様子が明らかになった、2022年6月にインターネットで調査された「老後を変える全国47都道府県大調査」の結果をご紹介します。
1.84.4%は自分の老後に不安を感じています
☆老後について不安を感じるか?
60-70代 不安を感じる 79.7%
50代 88.1%
40代 88.0%
全体 84.4%
☆老後について心配・不安を感じることは何か?
60-70代 お金 48.0%
健康 58.4%
認知症 53.8%
自身の介護 51.9%
両親の介護 13.6%
50代 お金 62.8%
健康 58.8%
認知症 51.8%
自身の介護 48.2%
両親の介護 37.2%
40代 お金 65.1%
健康 54.8%
両親の介護 48.5%
認知症 48.1%
自身の介護 47.1%
全体 お金 58.6%
健康 54.5%
認知症 50.9%
自身の介護 48.1%
両親の介護 33.4%
2.60‐70代の57.2%は、自分の介護準備をしていません
☆自分の介護費用の準備について
60-70代 準備していない 57.2%
100万円未満 4.6%
100-500万円未満 14.8%
500-1000万円未満 7.3%
1000万円以上 16.1%
50代 準備していない 76.5%
100万円未満 5.2%
100-500万円未満 9.0%
500-1000万円未満 2.8%
1000万円以上 6.5%
40代 準備していない 81.9%
100万円未満 5.6%
100-500万円未満 6.1%
500-1000万円未満 2.4%
1000万円以上 4.1%
☆どのように介護してもらいたいか?
・家族に迷惑をかけたくない 女性63.0% 男性53.6%
・施設に入居して介護 42.3% 31.6%
・どんな介護も嫌 8.3% 16.1%
・なるべく家族介護 7.3% 10.6%
・自宅介護 8.4% 8.9%
この項目の数字が一番驚愕です!高齢者とされる60-70代の57.2%が、ご自身の介護費用を準備していません。反対に、60-70代の7人に1人は1,000万円以上の介護費用を用意しています。あなたのご両親や配偶者のご両親は、どちらでしょうか?
3.介護について家族で話し合っている人は14.1%のみ
☆誰の介護が不安か?
60-70代 自分が介護状態になること 77.7%
配偶者が介護状態になること 78.1%
自分の母が介護状態になること 14.3%
配偶者の母が介護状態になること 15.8%
自分の父が介護状態になること 4.7%
配偶者の父が介護状態になること 5.7%
50代 自分が介護状態になること 78.8%
配偶者が介護状態になること 77.6%
自分の母が介護状態になること 51.6%
配偶者の母が介護状態になること 48.4%
自分の父が介護状態になること 31.3%
配偶者の父が介護状態になること 29.0%
40代 自分が介護状態になること 74.5%
配偶者が介護状態になること 74.2%
自分の母が介護状態になること 69.1%
配偶者の母が介護状態になること 61.2%
自分の父が介護状態になること 56.1%
配偶者の父が介護状態になること 53.2%
☆介護について家族と話し合っているか?
60-70代 話合いをしている 19.1%
話し合わない 80.9%
50代 話合いをしている 14.2%
話し合わない 85.8%
40代 話合いをしている 10.4%
話し合わない 89.6%
全体 話合いをしている 14.1%
話し合わない 85.9%
介護費用の有無が不明なまま、介護について家族で話し合っていない状況が浮かび上がります。60-70代の8割は介護について家族で話し合っていないのですから、介護費用が準備されているかどうか知らないのも当然です。自宅介護が限界を迎え、施設に移らざるを得ないのに費用がないと分かったら、どうなりますか?
4.人に干渉されない老後を希望する60-70代が66.0%
☆老後生活で人との繋がりをどう考えるか?
60-70代 人との繋がりを重視する生活 34.0%
人に干渉されずに生きたい 66.0%
50代 人との繋がりを重視する生活 30.7%
人に干渉されずに生きたい 69.3%
40代 人との繋がりを重視する生活 35.3%
人に干渉されずに生きたい 64.7%
全体 人との繋がりを重視する生活 36.7%
人に干渉されずに生きたい 63.3%
☆老後生活で挑戦し続けたいですか?
60-70代 挑戦し続けたい 36.2%
のんびりと生きたい 63.8%
50代 挑戦し続けたい 34.0%
のんびりと生きたい 66.0%
40代 挑戦し続けたい 33.6%
のんびりと生きたい 66.5%
全体 挑戦し続けたい 36.3%
のんびりと生きたい 63.7%
厚生労働省は、高齢者に適度に運動を行い、ボランティア活動や社会貢献に参加して欲しいと願っています。でも、この結果を眺めると60-70代は社交生活よりも人に干渉されない生活で、いつまでも何かに挑戦するよりものんびり生きたいと思っていらっしゃいます。両親が引きこもってテレビを相手に暮らさないようにと、ボランティア活動やゲートボールへの参加を勧めることもなかなか難しそうです。
結論は、まず家族で介護について話し合うことをお勧めします。介護費用の準備があるかどうか、仮に無いとしても事前に知っているのと知らないのでは、必要になった時の衝撃度が違います。
さらに「どのように介護してもらいたいか?」との質問の中で、「どんな介護も嫌」という回答が男性16.1%、女性8.3%あります。これは、現状を理解していない、受け入れていない状況です。駄々をこねても、体の機能が少しずつ死んでいくのが老化です。白髪は増えますが、細胞が減り、神経も減ります。寝たきりにならないよう定期的な運動や食生活の改善など努力することは出来ますが、「どんな介護も嫌」なんて・・・
あなたのご両親や、配偶者のご両親が、老化なんて認めないと駄々をこねないよう祈ります。
☆調査概要
全国47都道府県に在住(調査実査時点)の20代~70代の男女、各都道府県で性・年代別各30人(60代~70代は合算)14,100人
及び18~19歳の男女800人(全国を8地域に分け男女別人口構成比で割付)、合計14,900人
調査方法:インターネット調査
調査時期:2022年6月17日(金)~6月20日(月)
なお、この「老後を変える全国47都道府県大調査 」には「老後の備えに必要だと思う金融資産額」や「必要だと思う金融周辺知識」などの項目もあります。ご興味ある方は、このアドレスをクリックしてください。chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.metlife.co.jp/data/changerougo/japanproject/pdf/survey_report_2022.pdf
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以上