全国の60歳~79歳1,000人を調査した結果、6割近くが「フレイルリスクが比較的高い傾向」と判明!(前編)

全国の60歳~79歳1,000人を調査した結果、6割近くが「フレイルリスクが比較的高い傾向」と判明!(前編)

全国の60歳~79歳1,000人を調査した結果、6割近くが「フレイルリスクが比較的高い傾向」と判明!(前編)

ソフトバンク株式会社が、コロナ禍でどのような生活習慣のシニアが健康を維持し、逆にどのような生活習慣のシニアが「フレイルリスクが高い状態」となっているのかを調査しました。その結果、運動不足だけでなく、「コミュニケーション量の低下」や「意欲の低下」もフレイルリスクに影響していることも判明。4月7日と14日の前編・後編に分けてこの調査結果を紹介します。

1.年齢・性別によるフレイルリスク

この調査では、身体的・精神的・社会的状況を評価できる11項目の質問と、コロナ禍におけるライフスタイルに関するアンケートを実施。この回答の傾向により、フレイルリスクの高低を判別しています。

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

*60代の男性(250人)

フレイルリスクが高い  43.2%

フレイルリスクが真ん中 24.8%

フレイルリスクが低い  32.0%

*70代の男性(250人)

フレイルリスクが高い  29.2%

フレイルリスクが真ん中 26.4%

フレイルリスクが低い  44.4%

*60代の女性(250人)

フレイルリスクが高い  33.6%

フレイルリスクが真ん中 25.6%

フレイルリスクが低い  40.8%

*70代の女性(250人)

フレイルリスクが高い  20.8%

フレイルリスクが真ん中 27.6%

フレイルリスクが低い  51.6%

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

回答者全体の31.7%が「フレイルリスクが高い状態」全体の26.1%が「中程度のリスクを抱えている状態」という結果で、合計6割近くがフレイルリスクが比較的高い傾向にあります。特に60代の男性は、フレイルリスクが高い傾向にあります。

2.フレイルリスクが高いシニアは「日常的な楽しみがない」と感じている

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

*フレイルリスクが高いグループ(422人)

日常的な楽しみが特にない  16.4%

日常的な楽しみがある    83.6%

*フレイルリスクが低いグループ(317人)

日常的な楽しみが特にない   2.8%

日常的な楽しみがある    97.2%

シニア1000人に「日常的な楽しみと思うもの」について尋ねたところ、フレイルリスクの高いシニアの約16%が「特にない」と回答。フレイルリスクが低いシニアの結果と比べると、約5倍ほどの大きな差が出ています。

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

またフレイルリスクの低いシニアは、「友人と会話」や「スポーツ」「食品日用品以外の買い物」を、フレイルリスクの高いシニアよりも日常的な楽しみとして捉えている傾向がわかりました。

3.フレイルリスクが高いシニアの48.9%が、家族以外の知人と1カ月以上も会わない生活を送っている!

次に家族以外の知人に会う頻度を尋ねました。

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

*フレイルリスクが高いグループ(422人)

月に1回も会わない     48.9%

週に2回程度~月に1回程度 37.2%

週に3回以上        13.9%

*フレイルリスクが低いグループ(317人)

月に1回も会わない     16.4%

週に2回程度~月に1回程度 50.7%

週に3回以上        32.9%

家族以外の知人に会う頻度に影響する現在参加しているを尋ねたところ、フレイルリスクの高いシニアは「ボランティアなどの地域交流の場」や「趣味やスポーツで繋がるコミュニティ」へ参加している割合が、フレイルリスクの低いシニアの3分の1程度でした。

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

4.フレイルリスクが高いシニアの約4人に1人以上が、「外出するのが億劫で、必要最低限しか出かけない」生活!

以下は外出についての質問です。

*フレイルリスクが高いグループ(422人)

用事が無くても外出するのが日課     9.8%

おしゃれをして出かけるのが楽しい    5.4%

積極的に用事を作って出かける     11.4%

ジムや運動のために外出する      7.6%

食品買い出しや通院がないと出ない  40.4%

出かけるが身なりを整える外出は面倒 24.9%

外出が億劫で、最低限しか出かけない 29.7%

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

〈シニア世代の健康に関する調査〉より引用

*フレイルリスクが低いグループ(317人)

用事が無くても外出するのが日課    38.6%

おしゃれをして出かけるのが楽しい   23.9%

積極的に用事を作って出かける     36.0%

ジムや運動のために外出する     37.7%

食品買い出しや通院がないと出ない  13.0%

出かけるが身なりを整える外出は面倒  8.3%

外出が億劫で、最低限しか出かけない  3.8%

フレイルリスクの高いシニアは外出機会が圧倒的に少なく、外出に対してのモチベーションも格段と低くなっています。あなたのご両親はどのような生活を送っていらっしゃいますか?心当たりはありますか?

今回はここまでです。次回4月14日の後編では、調査結果の続きとフレイル対策の専門家の解説もお届けします。

全国の60歳~79歳1,000人を調査した結果、6割近くが「フレイルリスクが比較的高い傾向」と判明!(前編)

全国の60歳~79歳1,000人を調査した結果、6割近くが「フレイルリスクが比較的高い傾向」と判明!(前編)

☆【調査概要】〈シニア世代の健康に関する調査〉
調査名:「シニア世代の健康に関する調査」
調査期間:2023年2月25日(土)~ 26日(日)
調査対象:全国の60歳~79歳 男女1000人
調査方法:ウェブ定量調査

☆【調査レポート】シニアの健康問題、解決すべきは❝運動不足❞だけではない!?フレイルリスクが高いシニアの約半数が、家族以外の知人と1カ月以上も会わない生活を送っていることが判明!https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000013746.html

☆ソフトバンク株式会社 https://www.softbank.jp/

☆フレイル対策アプリ搭載 かんたんスマホ3登場!  https://www.ymobile.jp/sp/over60otoku/

以上

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