加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明!

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!(David DによるPixabayからの画像)

新型コロナウイルス感染症の流行が骨粗鬆症や骨粗鬆症治療に与える影響や意識等を調べるため、 インターネット調査が行われました。この調査結果から、50~70 代の一般男女 3,154 人を対象に調べた内容をご紹介します。(【プレスリリース】COVID-19流行下での骨粗鬆症に関する意識・実態調査)

☆設問1:「骨粗鬆症」の具体的な症状や情報としてご存知のものをすべておしらせください。

  • 知っている 75% :骨がもろくなり、ちょっとしたことで骨折しやすくなる
  • 知っている 74% :骨がスカスカになる
  • 知っている 58% :骨折して寝たきりの原因にもなる
  • 知っている 54% :老化現象のひとつである
  • 知っている 52% :女性の方が発症する可能性が高い
  • 知っている 51% :適度な運動がよい
  • 知っている 44% :日光浴はよい
  • 知っている 43% :バランスのとれた食事がよい 
    加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!

    加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!(Sabine van ErpによるPixabayからの画像)

  • 知っている 39% :背が縮んだり、背中が丸くなったりする
  • 知っている 36% :閉経と関係がある
  • 知っている 34% :治療が必要な病気である
  • 知っている 32% :背骨や脚の付け根が骨折しやすくなる
  • 知っている 27% :治療すると骨折をある程度防ぐことができる
  • 知っている 22% :骨折しても痛みや自覚症状がないことがある
  • 知っている 17% :喫煙や過度の飲酒など生活習慣もリスクになる
  • 知っている 14% :放っておくと悪化し寿命が短くなる
  • 知っている 10% :糖尿病などの生活習慣病と関連がある
  • 知っている  6% :骨粗鬆症と診断された家族がいる人はなりやすい
  • 知っている  5% :痩せている人はなりやすい

あなたはどの程度、骨粗鬆症についてご存じでしたか? わたしは治療で骨折がある程度防げることを知りませんでした。

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!(Orna WachmanによるPixabayからの画像)

☆設問2:ご自身が骨粗鬆症になると思いますか? 

  • 52% :なるとあまり思わない
  • 32% :なるとやや思う
  • 13% :なると思わない
  •  3% :なると思う

私も自分が骨粗鬆症になるとは考えていなかったのですが、世界的に50 歳以上の女性 3 人に 1 人、男性 5 人に 1 人が骨粗鬆症による骨折を起こすと言われているそうです。

また、日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあるそうです。「わたしも骨粗鬆症になってしまうかも?!」と感じたあなたのために、骨粗鬆症リスクチェックのURLをご紹介します。https://riskcheck.osteoporosis.foundation/

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!(Manfred Antranias ZimmerによるPixabayからの画像)

☆設問3:骨密度検査を受けた経験がありますか?

  • 53% :受けたことがない
  • 23% :定期的ではないが、何度か受けたことがある
  • 16% :1度だけ受けたことがある
  •  8% :定期的に受けている

私も骨密度検査を受けたことがない1人ですが、来年の健康診断の時にはこの検査を受けて、自分の骨の状態を調べたいと思います。50 歳以上の女性 3 人に 1 人が骨粗鬆症による骨折を起こすのなら、私も危ないです。

また、骨粗鬆症財団の新井様はこう仰られています。『骨粗鬆症の初期には自覚症状がない患者さんが多く患者数は1280万人と推計されますが、その中で実際に治療を受けている方は3割程度と言われており、そこが憂慮すべき問題です。』

つまり、骨粗鬆症初期で自覚症状のない890~900万人の患者さんは知らないうちに悪化して、寝たきりになったり寿命を縮める可能性が高いということです!

公益財団法人骨粗鬆症財団のホームページにもこう書かれています。

女性では50歳くらいから骨量が低下し始めます。閉経後は原則として1年に1回ずつ測定するとよいでしょう。1年間に3%以上の減少があるときには、医師の診察を受け、半年に1回ずつ測定をします。』

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!(mindfulnesswithmaharaによるPixabayからの画像)

この調査を行われた公益財団法人骨粗鬆症財団 の理事長 折茂肇先生のご意見がプレスリリースに載っています。少し長いので、要点を引用します。

『(前略)骨粗鬆症は単に骨がスカスカになるということではありません。骨量の減少が実は動脈硬化、高血圧、糖尿病などの疾患の引き金になることを知れば、骨粗鬆症予防がいかに重要であるかがわかるでしょう。(中略)

加齢は骨粗鬆症リスク因子の最たるものです。生きている限り年をとることをやめることはできませんが、カルシウム摂取を増やす、規則的に運動する、喫煙やアルコールの多飲をやめるなど、その他のリスク因子を積極的に除去する行動で骨粗鬆症を予防することができます。(中略)

体を動かす機会が減ったという回答も気になります。筋肉の量と骨量には密接な関係があり、運動をして筋肉が発育している人は骨も多いことが知られています。

いつまでも元気に自分の足で歩いて行きたいところへ行き、誰の手伝いも必要とせずに自分のやりたいことをする。それが理想ではありませんか。(後略)』

折茂肇先生、仰る通りです。いつまでも自分の足で歩き、一人でやりたいことを出来るように早期予防と早期発見に努めたいと思います。

 

☆公益財団法人骨粗鬆症財団 https://www.jpof.or.jp/

☆News Release 2020 年 11 月 12 日、公益財団法人骨粗鬆症財団、アムジェン株式会社 「骨粗鬆症治療中の患者さんの 2 割が通院頻度を減らす, その内 6 割以上が自己判断 新型コロナウイルス感染症流行下での骨粗鬆症に関する意識・実態調査」https://www.jpof.or.jp/Portals/0/pdf/20201201_JOF%20WOD_survey%20on%20COVID19_JOFrev_Final.pdf

☆公益社団法人日本整形外科学会 「骨粗鬆症」https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/osteoporosis.html

☆IOF 骨粗鬆症リスクチェック https://riskcheck.osteoporosis.foundation/

☆IOF 骨粗鬆症について https://www.worldosteoporosisday.org/about-osteoporosis

以上

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!

加齢が骨粗鬆症のリスクであることを知らない方が6割強と判明しました!(Engin AkyurtによるPixabayからの画像)

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